概要
1969年生まれ、父ヘイルトゥリーズン母ブラマリー。通算14戦7勝。同期に同じ父を持つヘイローがいる。
1971年デビュー。
1972年のイギリスダービーで優勝、アイルランドダービー12着。ベンソン&ヘッジズゴールドカップで、ミルリーフと並んで70年代欧州最強馬であったブリガデアジェラドを抑え、優勝する大番狂わせを起こした。
だがイギリスダービーは乗り替わりのアクシデントから、ベンソン&ヘッジズゴールドカップではブリガデアジェラドの16連勝(アメリカのリボーが同じ時期に16連勝していた)を阻止したとして人気は出ず、ヘイローが気性が悪かったのに対しこっちは立場として「悪役」になってしまった。
1973年コロネーションCで優勝、キングジョージ11着と、主役になれないまま引退。
本領を発揮したのは種牡馬になってからで、産駒にブライアンズタイム・リアルシャダイ・シルヴァーホーク・クリスエスなど輩出、さらにその産駒の孫達(ライスシャワー・ナリタブライアン・マヤノトップガン・ファレノプシス・グラスワンダー・シンボリクリスエス・タイムパラドックスなど)が日本で大活躍した。
日本の有馬記念ではロベルト系種牡馬の産駒が、94年から03年までの10年間で7勝と独占する程の活躍をした。