「天祥院英智くん、だっけ。……おまえ、とっくの昔に『こっち側』だよ おまえはさ、一生涯かけても巡り会えないかもしれない…… かけがえのない親友になれるかもしれなかった連中を、踏みにじって殺しちまったんだ 可哀想に」
「最高の賞賛だよ、ありがとう……先輩♪」
スマホアプリ「あんさんぶるスターズ!」に登場する朔間零×天祥院英智の腐向けカップリング。
同じ夢ノ咲学院出身のアイドルで、現在はESに所属し、零は「UNDEAD」のリーダー、英智は「fine」のリーダーとして活動をしている。
学院では高2〜高3の2年間を同学年として過ごしたが、零が留年しているため、実際は零の方が1つ年上。身長は2人とも179cmだが、体重は零が61kg、英智が59kgと2kgの差がある。
関係性
夜闇を彷彿とさせる黒や紫を基調としたワイルドユニットのリーダーと、汚れなき純白を基調としたエレガントユニットのリーダー。黒髪に赤色の瞳と、白に近い金髪に青色の瞳。
名前もSAKUMA(悪魔)とてんしょういん(天使)、零(0)とえいち(1)であり、それぞれのサインにはヘ音記号とト音記号が描かれているなど、何かと対になることの多い2人。
公式の関係図では「微妙な仲」とされている。
※以下、ネタバレを含みますのでご注意ください
◎初代生徒会長×2代目生徒会長
学院を改革するため、蓮巳敬人が復活させた夢ノ咲学院の生徒会。零は復活後の生徒会で最初の生徒会長となり、英智はその後を引き継ぐ形となった。
◎五奇人の頭目×革命の主人公
「!」の前年度、学院の抗争時代。学院の秩序を乱す天才の集団とされた「五奇人」のリーダー的存在であった零と、学院の秩序を正す生徒会の会長となった英智は真っ向から対立。これが深い因縁を残す要因となった。
◎1歳違いの同学年
零の留年により、高2〜高3の2年間を同学年として過ごした。年齢が1つ違うため、高3の夏頃までは零のことを「朔間先輩」と呼んでいた英智だったが、それ以降は「朔間くん」に変わっている。
◎寮の同室メンバー
ES所属のアイドルが暮らす寮「星奏館」の同室メンバー(零、英智、白鳥藍良の3人部屋)である。寮の部屋には人数分のベッドが並ぶ仕様となっているが、隣に並ぶ2人のベッドの間にはパーテーションが存在する。パーテーションが存在するのはこの部屋が唯一であり、2人だけの特別仕様である。部屋の様子はゲーム内の背景「星奏館寮室(英智、零、藍良の部屋)」で確認することができる。
◎リズリンの補佐役×スタプロの代表
各事務所のアイドル代表と補佐役が集まって行われる会議「サミット」に零はリズムリンクの補佐役(代表は敬人)、英智はスターメイカープロダクションの代表として参加している。
◎敬人の幼なじみ
2人とも敬人と幼少期から交流のある幼なじみだが、零と英智の幼少期からの繋がりについては明かされていない(おそらくない)。しかし、敬人からは2人まとめて「幼なじみども」と呼ばれることがある。
過去の2人
過去は時系列が入り組んでいるため、以下の4つのストーリーを元に、時系列に沿ってまとめています。ネタバレ配慮しておりませんので、ご注意ください。
①追憶*集いし三人の魔法使い(2016.8.31開始/@日日日先生)
②追憶*それぞれのクロスロード(2017.7.31開始/@日日日先生)
③スカウト!アフタヌーン(2018.10.14開始/@日日日先生)
④Origin★星空を歌うAltered(2023.4.15開始/@日日日先生)
「!」前年度の春
敬人が学院を改革するために復活させた生徒会。名義だけでも貸してほしいと頼まれた零は、積極的に動くつもりはないものの生徒会長の座についていた。
敬人は零とは別に英智のことも生徒会にスカウトしており、2人ともが生徒会に所属していた時期が存在する。
ちなみに英智の生徒会長時代に生徒会室に置かれていた高級な家具は、英智が生徒会に入った際に周囲が天祥院の御曹司に相応しい環境にしようと用意したもの。つまり英智が座っていた玉座のような生徒会長の椅子に零が座っていた時代も存在していたということになる。(②)
同じ頃、英智は「五奇人」計画を企てていた。その計画とは校内の有名人をピックアップし盛り立て、公共の敵に仕立てる。最終的に悪となった五奇人を退治し、五奇人を倒すために英智が結成したユニット「fine」が英雄となる。そうして名声と権力を得て、学院を改革するというもの。
そんな五奇人の筆頭として挙げられたのが、校内随一の有名人である零だった。(①③)
五奇人は人間離れした天才の集団。五奇人を倒すには限界まで弱体化させたうえで、さらに策を弄する必要があると考えていた英智。
零の弟である凛月から零に虐待されているという話を聞き、零の弱点を掴むために専門の探偵まで雇って調査をしたことも。しかし、それは凛月の真っ赤な嘘だった。(③)
「!」前年度の晩春
英智が登校すると、零が校舎の屋上で生徒たちの注目を集めていた。そんな姿を見ながら零や五奇人についての話をしていると、突然零が英智に向かって屋上から飛び降りてくる。
(ま、まさか朔間零、僕の思惑を見抜いて—— だからこそ一か八か特攻して、自分もろとも僕を殺すつもりかい!?)
と考える英智だったが、零の体には命綱がくくりつけられていた。つまりは屋上からバンジージャンプをしたわけである。
驚きすぎて腰を抜かしてしまった英智に付き添い、零は保健室を訪れる。零と親交のあるつむぎが零に英智のことを紹介しようとするが、名乗るほどのものではないと断る英智。
(……いずれ、嫌でも忘れられない名前になるから、ね)
(——とでも考えてるような、嫌ぁな目つきしてやがんな)
と、この時にはすでに英智が何かを企んでいることを零は見透していた。英智のこの時の目つきを、零は「人殺しでも企んでるような目」と表現している。
また、ここで英智はfineのデビューライブに五奇人をゲストとして招きたい、五奇人に出演してもらえるように説得してほしいと零に頼む。零はお願いされると弱いんだと言いながら、一応話を持ちかけることは承諾する。
そしてfineのデビューライブ当日、零から電話で五奇人が誰も集まらなかったことが告げられる。さらに零自身にも予定があり、結局五奇人は誰一人としてステージに上がらなかった。零と英智の共演も幻と消えたことになる。(④)
同じ頃、零の弟の凛月と繋がりができていた英智は、凛月から零の攻略方法を聞く。
「兄者を攻略したいなら、まずは一族から切り離すことだねぇ なるべく外に、遠くに喜びや用事をつくってさ……。自ら、渦中から遠ざかるように仕向ける」
これが実際に、今後の朔間零討伐において、重要な鍵となっていく。
また、凛月曰くその後も英智は凛月に今後の作戦などを相談したりもしていたが、見てられなくなった凛月が零に告げ口をして以降、そういう話題には触れなくなったという。(③)
「!」前年度の秋
最後の五奇人・日々樹渉とのドリフェスを控えるfine。渉とのドリフェス前日、英智の前に零が姿を現した。
この頃、全世界にある夢ノ咲学院の姉妹校で次々と事件が起きており、それを解決するために世界中を飛び回っていた零。「おまえの仕込みか」と問う零に、証拠は残していないとしながらも、夢ノ咲と姉妹校の最大の出資者は天祥院財閥であり、「意のままにすることは容易いね」と答える。
英智の策は何度も留学を繰り返し、海外に知人の多い零にしか解決できない変事を起こし、零が解決に向かう間に夢ノ咲学院で何をしようと手遅れな状況を作るというもの。
「最大の怪物が不在のうちに、核爆弾を落としたんだ 全世界を駆け巡り人々を救い、帰ってきた英雄が見るのは血染めの荒野だよ 君は強すぎるからね、そういう作戦をとるしかなかった。勝てない相手には勝てない、だから戦わずに殺す」
去り際、零は英智に「呪いの言葉」を残す。
「天祥院英智くん、だっけ。……おまえ、とっくの昔に『こっち側』だよ おまえはさ、一生涯かけても巡り会えないかもしれない…… かけがえのない親友になれるかもしれなかった連中を、踏みにじって殺しちまったんだ 可哀想に」
そんな零の言葉に、英智は「最高の賞賛だよ、ありがとう……先輩♪」と返した。(①)
ちなみに、今後零と英智の会話にたびたび登場する「根暗」という言葉の初出も、この時の会話である。
翌日、渉とfineの舞台を鑑賞していた零は夏目に、「海外のゴタゴタとかをぜんぶ無視して、おまえらを助ける道だってあったはず」だと謝罪をする。しかし、たとえそうしていたとしても、結局零は海外の自分が助けられたはずの人たちを見殺しにしたという罪悪感に苦しむ。どう足掻いても零が傷つくことになっていたと話す夏目。
みんなを助けたがる零に誰かを助けないという選択をさせることが最も零を傷つけることを理解していた英智に対し、零は自分と同じだったのだろうと考察をする。
英智の目的は弱者救済で、本気でみんなを助けたかった。だから同じ理想を抱いた零が傷つく方法も理解できた。同じ理想を抱いた者を傷つけるには、自分が一番嫌なことをしてやればいい。しかし、その行為は同時に自分のことを傷つける。
「天祥院英智くんはみんなを助けるという目的のために、そのみんなを傷つけ踏みにじり生け贄に捧げた その矛盾に満ちた行為がストレスになって、あいつの心身を苛んでいる」(④)
そうやって英智の思惑や行動原理を理解していた零が、なぜ最後まで英智のやることを止めなかったのか——その理由については「Origin★星空を歌うAltered」を。
渉とのドリフェス後、限界を迎えて入院。すべてを手に入れながらすべてを喪った英智の本心やその後にとった行動については、日日日先生書き下ろしの後日談「Blackbird」をご確認いただきたい。
「!」軸の2人
「!」軸(高3時)のストーリーを時系列に沿ってまとめています。ネタバレ配慮しておりませんので、ご注意ください。
メインストーリー 第一部(@日日日先生)
「天祥院くんは天使のようにかわいい顔をして、悪魔のようにエゲツないのじゃ」
「『三奇人』朔間零、決して侮っていたわけではないけれど ここまで追いつめられたのは生まれて初めてだよ、君のようなのを老獪と呼ぶのだろうね?」
英智が生徒会長を務める生徒会が支配する学院を変革するため、立ち上がったTrickstarに助力することとなった零。Trickstarが紅月に挑むこととなったS1(ドリフェス)でも、自らが率いるUNDEADを囮にし、Trickstarが勝利するための道筋を作った。
S1が開催された翌日、英智から名指しで勝負を挑まれたUNDEADは、fineと屋外ステージで行われるB1で対決することになる。
ただ、このドリフェスは昨晩との連戦でUNDEADには疲労が残っており、さらに零は屋外の日差しでダウン。薫も不在と、UNDEADの真価を全く発揮できないことを見越した英智による公開処刑ともとれるものだった。
その後、英智が開催を発表したSSへの出場権をかけたドリフェス「DDD」準決勝で、再びぶつかることとなったUNDEADとfine。
ライブが終わり結果を待つ間、連戦からの疲労で意識が朦朧し始める英智。零は英智を体力の限界まで追い詰めたことについて「これまで圧政に屈してきた我らからの返礼」だとしながら、英智に少しは懲りたかと問う。しかし英智は「無秩序だった夢ノ咲学院を変革するには、圧倒的な統治者が必要だった」と考えを曲げることはなく、皇帝として君臨してきたことに後悔はしていないと語った。
幕開け!夢ノ咲サーカス(2015.6.4開始/@日日日先生)
「見せてあげよう。敗北を知り生まれ変わったこの僕の、不死鳥のごとき輝きをね……♪」
「ふぅむ。不死身は我ら『UNDEAD』の専売特許なのじゃがのう、自信満々じゃのう?」
fineが参加するサーカスの舞台。前座として参加することになった軽音部の後輩である2winkを応援するため、零も観客として会場を訪れる。
2人が会話をしたのは一瞬だが、fineの舞台を見た零は「気を抜けばたちまち踏みつぶされそうじゃ」とその実力を認める発言をした。
ご奉仕!喫茶UNDEAD(2015.6.17開始/@結城由乃先生)
「変わったな、天祥院くん」
「それは君も同じだと思うけど」
学院祭で執事喫茶をやることになったUNDEAD。紅茶部の部長である英智に喫茶で出す紅茶を提供してもらえないかと頼みに行く。
もちろん構わないと気前よく譲ってくれる英智に、敵に塩を送るつもりかと尋ねる零。学院を盛り上げる同士として力を貸すのだと英智は答える。
輝石☆前哨戦のサマーライブ(2017.7.15開始/@日日日先生)
「う〜む。天祥院くんがおると、我輩が言うような良い感じの台詞を先に言われてしまうのう。楽で良いのじゃが、ちと悔しい」
「いいだろう、たまには。思わせぶりに意味深なことを言う、君のおいしい立場が前からずっと羨ましかったんだ……僕は」
ガーデンテラスを散歩するのが趣味の零。ガーデンテラスは紅茶部の拠点であるため、たまに部活で訪れた英智と立ち話をしていることが明かされる。
そんな中、サマーライブに関して、いつになく深刻な様子の英智が零に意見を求めてきたという。助言をし、校外の知人と英智の間を取り持ったりもしたという零は「あの天祥院くんと我輩が、足並みを揃えて動く日がくるとは……」と口にしている。
サマーライブ当日、会場で顔を合わせた零と英智。英智に「独り言がおおい」と言う零に対し、「独り言がおおいと、根暗っぽく見えちゃうかな」と、英智はかつて零から「根暗野郎」と呼ばれたことを根に持っている様子を見せる。
また、この時までは零のことを「朔間先輩」と呼んでいた英智だったが、零の「気安く『零くん♪』と呼んでも構わんぞい」という言葉により「朔間くん」と呼ぶようになる。
その後、サマーライブを鑑賞しながら転校生(プレイヤー)に話をする零と英智。この会話からお互いの言いたいこと、思っていることをよく理解している様子が見てとれる。
灼熱!南国景色とサマーバカンス(2018.7.31開始/@日日日先生)
「寂しいので遊び相手になっておくれ、願わくば末永く……。長生きせいよ、天祥院くん」
「もちろん。いちばん早く天に召されそうな僕が、君たちの誰よりも長生きして、君たちの墓前で『ざまあみろ』と言う それが、僕の夢のひとつだからね」
「ダブルピース☆」
「あっ、ずるい天祥院くん! それすごいアイドルっぽい、我輩もやる〜♪ えへへ、だぶるぴぃ〜す☆」
UNDEADとfineが無人島に漂流するところからストーリーは始まる——というのは2人の妄想。
「ちぇっ、せっかく朔間くんと楽しんでいたのに。無人島に漂流してきた、という想定で妄想トークをしていたんだよ〜」
楽しそうに会話をしていたようで、弓弦から思いの外に和気藹々としていると評価された。
また、弓弦に愚痴っぽい発言を指摘された英智は「やっぱり僕って根暗なのかな……朔間くん?」と零に問う。「そうじゃのう。そうして我輩の過去の発言をいつまでも穿り返すのは、根暗以外の何でもなかろう」と返す零。「根暗」、3回目の登場である。
そして、無人島に漂流したわけではなく、実際には3泊4日の強化合宿を兼ねたバカンスを楽しむため、天祥院財閥が所有する南の島を訪れたfineとUNDEAD。
fine側がUNDEADを招待する形で叶った旅であること、直射日光と流れる水という苦手なものばかりの環境に招かれたことから、英智がこの機会にUNDEADを潰そうとでもしているのではないかと警戒していた零。
そんな零の気持ちを読み、零たちを陥れたことのある自分を信用できないのは当然だと考える英智。
また、零を含む五奇人に対し、仲良くなれるかもしれなかったのに手をかけたのだから、仲良くしたいと望むことは赦されないと英智は考えていた。同時に英智が五奇人と友達になりたかったのではなく、同じ地平で対等に争いたいと思っていたことも明かされている。
対して零は英智に「ちょっと小突けば倒れてしまうような、つまらぬ悪役のまま終わってもらっては困る」と告げている。どんなに血に染まって罪を問われても英雄である、そのようなものとしか対等に会話もできない、と。
かつて、凛月が「兄者には、『敵』か『友達』が必要。簡単に壊れない、対等な存在が」と英智に語ったことがある。(「スカウト!アフタヌーン」参照)
零を含む天才たちと対等に戦いたいと望んでいた英智と、対等な存在を求めていた零。「最近、どんどん夢が叶うんだ」「我輩も同じじゃよ」というやりとりからも、2人がお互いに望んでいた"対等"になったことが読み取れる。
このストーリーでは零と英智が2人で会話する場面が非常に多いため、ぜひ全貌はご自身でご確認いただきたい。
ちなみに、プロコでもお互いの名前を挙げており、零は英智との関係性について「会ったら挨拶くらいする仲」だと言っている。
ドロップ*遠い海とアクアリウム(2017.9.15開始/@日日日先生)
家の事情で問題を抱えた奏汰を心配し、水族館を訪れた零と渉。
英智は登場しないため会話をする場面はないが、もし財力や権力が必要な問題ならちょいちょいと小突いて英智を動かすよう渉に指示する零。
「いちど我らを悪役に仕立てた罪滅ぼしに、あやつには苦労してもらおう それで『とんとん』じゃ、憎悪の連鎖は断ち切れて前に進める」
英智との間にある憎悪の連鎖、悪い因縁を断ち切ろうとする零の意思が読み取れる。
「!!」軸の2人
「!!」軸(ES設立初年度)のイベント/スカウトストーリーを時系列に沿って、アイドルストーリーは公開順でまとめています。ネタバレ配慮しておりませんので、ご注意ください。
メインストーリー 第一部(@日日日先生)
「もう二度と過たぬように、もう誰も喪わぬために 手をこまねいて見ているうちに、すべてが終わってしまわぬように。我輩も、一個の人間としてこの世に関わろうぞ」
「ふふ。怖い怖い。けれど、同時に嬉しくも思うよ。生き返ってきてくれて有り難うね、朔間くん」
ES四大事務所のアイドル代表と補佐役が集まって行われている「サミット」。毎回英智はスタプロの代表として、零はリズリンの補佐役として出席していた。
零はこれまでのサミットで遅刻をしたり出席しても発言をしなかったりしていたようで、それに対し英智は「朔間くんが動かないでいてくれているお陰で話を進めやすくなっている」から助かる、「今回も、最後まで姿を見せないでくれると嬉しい」と発言している。
零と英智が寮の同室で生活しているため、英智は零も出席するのを分かった上で起こしてこなかったということになる。
その後、コズプロの補佐役を務める2winkに連れられて、姿を現した零。そろそろ動くべき時運だと語る零に、英智は「生き返ってきてくれて有り難う」と告げる。
料理対決/漂流?アイランド(2023.7.15開始/@西岡麻衣子先生)
「『UNDEAD』の朔間零がサバイバルをするとなれば話題性としても充分だしね。ESにとっても良いこと尽くめだと思わないかい?」
「こ、こやつ憎たらしい笑顔で尤もらしいことをつらつらと……!」
「天祥院英智め……! あやつは悪魔の化身じゃぞい」
旅番組と料理番組が結合したようなバラエティ番組に出演することになったESアイドル。誰を出演させるか決めるため、各事務所の代表(英智、茨、零、司)が集まっていた。(敬人が所用で出席できず、リズリンは補佐役の零が代わりに出席)
当初、自らは出演する気のない零だったが、斑の出演を聞いた英智が暴走しそうな斑のお目付役として零の出演を推し始める。真夏の屋外での撮影は日差しに弱い零の苦手分野。嫌だと断ったが、結局英智に外堀を埋められ、気付いたら合意の空気にさせられていたという。
そして零は寮の共有ルームに置いた棺桶に入り、「憂鬱で仕方がないから、こうやって居心地のいい空間で我輩の傷ついた心を癒しているんじゃ」と引きこもるのだった。(自室でなく共有ルームだった理由は、おそらく自室には元凶である英智がいるため)
温故知新/継承の御前試合(2020.7.15開始/@日日日先生)
同室で生活する英智の様子を話す零。
「具合悪そうな顔で日差しを浴びる凛月や、咳きこみながら書類仕事をしておる同室の天祥院くんを見ておると—— 無理してでもがんばるというのは、やはり単なる自己満足じゃな……と思ってしまうわい」という発言から、零が英智のことを心配している様子がうかがえる。
スカウト!フェアなワルツ(2023.1.30開始/@ゆーます先生)
一彩とアドニスから護身術を学ぶことになった英智。アドニスが護身術講座について零に話したところ、英智を「弱い生き物」と思って扱えという助言をくれたと言う。
それを聞いた英智は「何やら含みのある発言だねぇ……」と、言葉の裏に隠された思いまで受け取った様子。
「朔間くんを『良い意味で』裏切るためにも、がんばらないといけないね」
零のこの時の本心については明かされていないが、前述の「温故知新/継承の御前試合」や後述のマイルームボイスなど、零が英智の体調を心配している様子はたびたび見られている。
『SS』編/5th Stage サンドストーム(2021.8.15開始/@日日日先生)
『当然、使えるものは何でも使い、自分の命すら駒にすることでお馴染みの天祥院くんじゃ』
『あやつはアイドルを愛しておるが、同時に、愛しておるものすら虫のように殺せる男じゃからのう』
SS予選会の裏で、ゲートキーパーと英智が繋がっているのではないかと推測をする零。ゲートキーパーをESに来襲した「病」と例え、英智がその病すらも糧として、ESを強化するために用いようとしていると零は語る。
というのも、ゲートキーパーが初めて姿を見せた後、寮の部屋で英智から直接話を聞いていた。英智はゲートキーパーの訪れを好機と捉え、子供のように目を輝かせていたという。「思わず見惚れてしまうほどの、良い笑顔」だったらしい。
そして、同時に「邪魔をするなら容赦はしない、また抗争時代のように潰してあげるよ」とも言われた零。あまりに露悪的すぎて冗談だと思うとしながらも、「互いに命を削って戦った仲じゃからのう、相手が本気かどうかぐらい目を見ればわかる」と語っている。
Origin★星空を歌うAltered(2023.4.15開始/@日日日先生)
あんスタリリースから約8年、初めて零と英智が並んで星5報酬となるイベントが開催された。
晩冬に行われた最強ユニット決定戦「OO(ダブルオー)」。ESに正式に登録されたユニットは参加できないその舞台で、五奇人の臨時ユニット「オルタード」と抗争時代のfineの4人が集結した「fine-O」が対決することに。
現在軸で2人が直接会話をするシーンはないが(過去軸は「過去の2人」の項目を参照されたい)、抗争時代に対するそれぞれの思いなどは読み取ることができる。
↓↓ 以下はアイドルストーリー
天祥院英智「白と黒のティータイム」(2020.6.25/@ゆーます先生)
「不思議なものだね。こんなとりとめのないことを休日の昼下がりにふたりで話してるなんて しかも相手は朔間くんだ。これも共同生活の醍醐味ってやつかな」
「そうじゃのう。運命の悪戯か、まさか天祥院くんと同室になるとは思いもせんかったわい」
「夜なんか特ににぎやかで、おかげで寝つけないこともあってさ。たまに十字架をつきつけたくなるよ……♪」
「すまんのう。我輩はまだまだ若いゆえ、夜は騒ぎたいお年頃なのじゃ」
星奏館の共有ルームでティータイムを過ごしていた零。そこへ休憩をしに英智もやってくる。
この日は仕事が休みであったが、英智が使うパソコンのタイピング音で想定より早く起きてしまったという零。それについて英智が今後は作業配分を工夫することにすると答えるなど、ルームメイトならではの会話は必見。
そして、普通に会話を楽しんでいたかと思いきや、次第に言い争いを始める2人。当人たち曰く「ただの言葉遊び」だそうで、あとから来た敬人にも2人は言葉の応酬を楽しんでいるように見えたという。
白鳥藍良「ささやかスーベニア」(2021.8.25/@ゆーます先生)
SS予選会を終え、帰りの北海道の空港で同室の2人へのお土産を選ぶ藍良。零と英智の登場はないが、藍良が2人から「楽しんでおいで」と声をかけられたことが明かされる。
悩んだ挙句、2人に動物のキーホルダーを買うことに決めた藍良。英智にはエゾリス、零には大鷲。おそらく2人は藍良から受け取って以降、お揃いで所持していると考えられる。
朔間零「白と黒のウォータイム」(2022.3.25/@ゆーます先生)
「とっても仲良しじゃよ〜? 同室じゃもの☆」
「そうそう。相性が悪い相手とは一緒に暮らせないよ これから『も』仲良くやっていこうね、朔間くん♪」
「望むところじゃよ、天祥院くん……♪」
白と黒シリーズ2作目。もう1人の同室メンバーである藍良が入居してきた時のストーリー。
藍良がスタプロ所属だと聞いた零は、自分が英智と同室になったことやそこに藍良が加わるのには、何か英智の策があるのでは?と考える。
(あの天祥院くんじゃからな 我輩の考えが及ばぬことを企んでいる可能性は、おおいにある)と、英智のことを全く信頼していない様子。
そこへ英智が帰宅し、一言二言会話をしただけで藍良にもしかして相性が悪い……?と指摘される2人。本人たちは否定したが、背景には2人のベッドの間にあるパーテーションがはっきりと映し出されていた。
朔間零「棺桶のジレンマ」(2022.5.10/@西岡麻衣子先生)
「いたいけな後輩をたぶらかして良心が痛まないのかい? 君は」
「えっ。天祥院くんがそれをいうのかや……?」
「ともあれ。可愛こぶりっ子して誤魔化そうとしても無駄だよ。僕には微塵も効果がないし。」
帰宅し、部屋に棺桶が置かれていることに驚く藍良。中を覗くと零が眠っていたため、零が死んでしまったと勘違いして泣き出してしまう。
その後事情を聞いた英智は「か弱い僕ならともかく、あんな殺しても死ななそうな朔間くんが死ぬとは思えない」と藍良に告げる。実際その通りで、部屋の騒がしさに零は目を覚ますわけだが……
英智が棺桶がある理由を問いただすと、ベッドだと解放感がありすぎて落ち着かず、懐かしい閉塞感を味わいたかったのだと答える零。泣きべそをかき可愛こぶりっ子を発動するも、英智には無駄だと流される。
そして、英智から次に部屋に戻った時に棺桶があったら排除すると告げられた零は、「悪魔のような男じゃな!?」と反応。その後、軽音部室に棺桶を戻す際に添えた手紙にも「悪魔のような天祥院くん」と書いていた。
海外限定ストーリー
スカウト!Mysterious Myths
零が星5のスカウトストーリー。
凪砂が演劇の練習をしており、その様子を見ていた零。「ドラゴンスレイヤーが邪悪なドラゴンになってしまう」というシナリオに、「天祥院くんが好きそうなファンタジー」だと英智の名前を挙げる。
凪砂も英智なら喜んで邪悪なドラゴンの役を演じるだろうと、英智の話題で会話をした。
その他(掛け合いボイスなど)
「!」掛け合いボイス(零・凛月)
「凛月! 何とお兄ちゃん、紅茶部のお茶会に招かれたんじゃよ〜! ふふん、天祥院くんが気を利かせてくれてのう♪」
「あっそう。じゃあ俺は、その日は何があっても部活には行かないと思うから。せいぜいエッちゃんと楽しんで〜……♪」
実際に凛月がいない中、英智とお茶会を楽しんだのかは不明である。
「!!」ボイス〈零(冬-夜の話題-1)〉
「同室の天祥院くんには堪える季節じゃのう。仕事も忙しそうじゃし、あんまり根を詰めすぎんといいが」
冷え込む夜に、英智の体調を心配する零のボイスを聞くことができる。
「!!」掛け合いボイス
2022年11月26日に同室のアイドルの掛け合いボイスが追加された。公式Twitterのお知らせに添付された画像が、零と英智の会話であった。
「白鳥くんが、最近天祥院くんが朝早くに部屋を出ていくようだと心配しておったぞ」
「体調を崩さない程度に運動する習慣をつけてるだけだよ。不安にさせてしまったようで申し訳ないな」
「天祥院くん、そろそろ模様替えをするのはどうかえ? パーテーションを新調したい気分じゃし」
「いいね、それならパーテーションは分厚いものにするかい? 寝起きに見つめあうことにならないように」
この会話から、最初のパーテーションも2人で相談して選んだ可能性が浮上した。
「ふふ、凛月くんが勧めてくれた紅茶、とてもいい香りがする。次の『フレイヴァー』の活動に持っていこう」
「おぉ! 我輩にも見せておくれ♪ 凛月がどんな紅茶を好んで飲んでいるのか、気になるのう」
「部屋の前にファイルが落ちていたんだけど、誰の物か知っているかい? えぇっと、『アイドル研究』?」
「あぁ、白鳥くんのものじゃな。中身が気になるが……。このままベッドの上にでも置いておこうぞ」
この会話は零と藍良の掛け合いボイスと話が繋がっているため、そちらも確認することをおすすめしたい。また、この他にも藍良のボイスなどで2人が同室の後輩である藍良を可愛がっている様子がうかがえる。
「!!」誕生日コミュ(英智)
英智の誕生日にオフィスにバースデーケーキを設置をすると、零が英智にプレゼントを渡す限定コミュが見られる。
「ひとつ歳を取った感想はどうじゃ?」
「また一年、大切に過ごしたいね」
タッグであんさんぶる
「あんさんぶるスターズ!!Basic&Music」2周年を記念して開催された「タッグであんさんぶるミッション」。その第五回に零と英智のタッグが登場した。
2winkに負けないチームワークを誇るタッグが次々参戦する中、初っ端から小競り合いをする2人。その様子は「タッグであんさんぶる 英智&零編」でご確認いただきたい。
ハート to YOU FES
「あんさんぶるスターズ!!」8周年を記念して開催された「ハート to YOU FES」。FESトーク⑧に零と英智が揃って登場した。