ワコール
わこーる
概要
メインブランド「ワコール」と、低価格のサブブランド「ウイング」の二つのブランドを中心に展開。また、「ウンナナクール」など複数のブランドを使い、大型ショッピングセンター内を中心に直営販売店(SPA = 製造小売業)も展開する。
沿革
1946年、塚本幸一が個人事業、和江商事を創業。アクセサリー販売を行う。
最初から下着を手掛けたわけではなく、1948年に売り上げが落ちた時に取引先からブラジャーを紹介され、翌年に京都百貨見本市でブラジャーを出品。同年和江商事株式会社設立。
1950年、世界一の下着メーカーを目指して10年一節の『50年計画』立てる。高島屋との取引を開始。京都の縫製業者「木原工場」と専属契約(翌年合併、製造部門開始。)
1957年、ワコール株式会社へ商号変更。
1964年、株式会社ワコールに改称。
2005年10月、持株会社制に移行。株式会社ワコールが「株式会社ワコールホールディングス」に商号変更し、傘下に中核事業会社(新)「株式会社ワコール」を新設会社分割により設立し、全事業を継承。
以後、株式会社ピーチ・ジョン、ルシアン、 三愛グループの水着・下着事業を買収している。
また、スポーツ活動も盛んで
- 1982年-1994年まで 「新体操ワコールカップ」を開催
- 1984年-1991年まで 京都のレーシングカーコンストラクター・童夢のスポンサーを務めた。
- 1986年、女子陸上競技部・女子テニス部創設。陸上部所属では真木和・野口みずき・福士加代子などが活躍した。
- 1996年より京都サンガF.C.のスポンサードを手掛け、2007年-2018年にはユニフォームも提供した。
野口みずき | 福士加代子 |
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野口みずき(マラソン選手)by特急つばめ | 福士加代子byでかど屋 |
2016年に京都駅・八条口の新社屋に「ワコールスタディホール京都」をオープンして、地元で文化的コンテンツを提供するとともにコミュニティー作りに貢献。
地元が京都ということもあってか、京町家の保全と京都の歴史・文化・伝統の浸透を目的として、町家事業という全く異なる分野にも進出し、2018年から「京の温所」という町家の宿泊施設を運営するようになった。京都では所有者の高齢化に伴った町家の老朽化や空き家が増加が近年の問題となっており、この町家事業は町家を借り上げて改修し、10~15年後に所有者へ返すという郷土愛に溢れた事業となっている。