ギラッド・ペレオン
ぎらっどぺれおん
概要
STARWARSシリーズに登場するキャラクター。
初登場時はスターデストロイヤーの艦長を務めていたため、「ペレオン艦長」の通称で知られる。
本来映像作品に登場しないレジェンズ作品出身ながら、上官のスローン大提督同様に根強い人気を誇るキャラクターであり、スローンを語る上で欠かせない存在であるためか、彼のカノン作品編入とともに、ペレオン自身もカノン作品へ編入されることとなったという稀有なキャラクター。
なお。カノン作品においては「パレオン」表記であることが多い。
レジェンズ作品群におけるペレオン
概要
ティモシイ・ザーン作の小説『帝国の後継者』にて初登場を果たした帝国軍人。
初登場時は、知将スローン大提督の座乗艦であるスターデストロイヤー"キメラ"の艦長であり、艦隊を指揮するスローンの忠実な副官という立場だった。
スローンが身内の裏切りにより暗殺されたのちは軍閥のもとで燻っていたが、やがて帝国再興を志すナタシ・ダーラ提督とともに、帝国残党(インペリアル・レムナント)を私物化している軍閥を全て取り去り、一つの巨大勢力に統合。ダーラ提督が指導者を退くと、帝国艦隊最高司令官を引き継いで新共和国との戦いを継続した。以後、最終的にエンドアの戦いから15年後まで7年間にわたり衰退する帝国を維持し、ついに帝国・新共和国間に和平が成立。この際、ペレオンは継戦を主張するメンバーに、今は耐え忍ぶ時であり、いつか新共和国が自壊した時にはまた日の目を見ることができるという長期的な視点をもって説き伏せた。
その後、ユージャン・ヴォングによる銀河系侵攻が始まると、初期を除いて不介入を貫いていたものの、戦争後半にレムナントの首都惑星バスティオンが攻撃にさらされたことを契機に、反対派を押さえつけ、新共和国が改組された連邦国家「銀河連合自由同盟」(銀河同盟)への加入を決定。ペレオンに対して崇拝にも近い絶対的な忠誠を誓う帝国艦隊はこれに従い、ここに銀河同盟軍と旧帝国残存勢力による共同戦線が確立されたのである。
レムナントの参戦がいかに戦争の情勢を好転させる助けとなったかは話すまでもないだろう。
その後、一度は帝国軍最高司令官の職を退くも、今度は銀河同盟防衛軍最高司令官として請われ就任。この時、実に87歳。足掛け5年を務め退任したのち、92歳で刺客の凶刃に倒れたときには再び帝国艦隊最高司令官を務めていた。
なお、この年齢にあってもその老練さは全く翳っておらず、キリック戦争などの多く戦いでその辣腕を余すところなく振るっている。
ちなみに、若い頃には銀河共和国ジュディシアル・フォースにも在籍した経験があり、その軍歴は実に70年かそれ以上に及ぶという生粋の軍人であった。
その数奇かつ劇的な生涯や、名将っぷりから、スローン同様ファンの間でも高い人気を誇るキャラクターである。
カノン作品群における"パレオン"
概要
「反乱者たち」最終話で、惑星ロザルの封鎖線を突破された際にスローンが発した通信にて初登場。この際は、ハイパースペースから突如現れた謎の軍団に襲われ、すぐに通信が途切れてしまい、そのまま消息が不明となってしまった。
だが、「マンダロリアン」season3において、帝国残存勢力をまとめる「シャドウ評議会」のメンバーとして再登場。スローンの帰還について言及していた。
なお、この際レジェンズ作品のビジュアルに忠実すぎる造形にファンが喜びの悲鳴をあげたのは語り草である。
日本語表記について
「反乱者たち」終盤における彼の初登場シーンや「マンダロリアン」season3での彼の登場シーンにおける日本語訳では「パレオン艦長」と呼ばれているため、本記事ではそれに準じ「パレオン」表記としている。
だが、そのほかのオーディオ小説やドラマなどでの英語発音が「パリオン」ではなく「ペレオン」と聞こえるということもあり、どう表記すべきか議論が続いている状態ではある。
非公式wikiであるwookieepedia日本語版では「当面、レジェンズと同じペレオン表記を使用する」としている。