概要
STARWARSシリーズに登場するキャラクター。
初登場時はスターデストロイヤーの艦長を務めていたため、「ペレオン艦長」の通称で知られる。
レジェンズ(ファノン)作品出身ながら、上官のスローン大提督同様に根強い人気を誇るキャラクターであり、スローンを語る上で欠かせない存在であるためか、彼のカノン作品編入とともに、ペレオン自身もカノン作品へ編入されることとなったという稀有なキャラクター。
なお。カノン作品においては「パレオン」表記であることが多い。
レジェンズ(ファノン)作品群におけるペレオン
概要
ティモシー・ザーン作の小説「帝国の後継者」にて初登場を果たした帝国軍人。
初登場時は、知将スローン大提督の座乗艦であるスターデストロイヤー"キメラ"の艦長であり、艦隊を指揮するスローンの忠実な副官という立場だった。
だが、スローンが身内の裏切りにより暗殺されると、その遺志を継ぎ、帝国再興を共に志すナタシ・ダーラ提督と共謀し、帝国残党を私有化している軍閥を全て取り去り、一つの巨大残存勢力「インペリアル・レムナント」に統合。ダーラ提督が指導者を退くと、自らが帝国軍最高司令官として新共和国との戦いを継続。最終的にエンドアの戦いから14年間も新共和国の猛攻に持ち堪えた末、双方の疲弊により帝国・新共和国間に和平が成立。この際、ペレオンは継戦を主張するメンバーに、今は耐え忍ぶ時であり、いつか共和国が自壊した時にはまた日の目を見ることができるという長期的な視点をもって説き伏せた。
その後、ユージャン・ヴォングによる銀河系侵攻が始まると、当初は不介入を貫いていたものの、レムナントの首都惑星オリンダが攻撃にさらされたことを契機に、反対派を押さえつけ、新共和国含む銀河の全勢力を結集させた大同盟「銀河連合自由同盟」への加入を決定。ペレオンに対して崇拝にも近い絶対的な忠誠を誓う帝国艦隊はこれに従い、ここに新共和国と旧帝国残存勢力による共同戦線が確立されたのである。
レムナントの参戦により、銀河の情勢がいかに好転したかは話すまでもないだろう。
その後、一度は最高司令官の職を退くも、後任の司令官の死亡を受け、再就任。この時、実に80歳。そして92歳で刺客の凶刃に倒れるまでずっと最高司令官であり続けた。
なお、この年齢にあってもその老練さは全く翳っておらず、キリック戦争や第二次銀河内戦などの多く戦いでその辣腕を余すところなく振るっている。
ちなみに、若い頃には銀河共和国ジュディシアル・フォースにも在籍した経験があり、その軍歴は実に70年かそれ以上に及ぶという生粋の軍人であった。
その数奇かつ劇的な生涯や、名将っぷりから、スローン同様ファンの間でも高い人気を誇るキャラクターである。
カノン作品群における"パレオン"
概要
「反乱者たち」最終話で、惑星ロザルの封鎖線を突破された際にスローンが発した通信にて初登場。この際は、ハイパースペースから突如現れた謎の軍団に襲われ、すぐに通信が途切れてしまい、そのまま消息が不明となってしまった。
だが、「マンダロリアン」season3において、帝国残存勢力をまとめる「シャドウ評議会」のメンバーとして再登場。スローンの帰還について言及していた。
なお、この際レジェンズ(ファノン)作品のビジュアルに忠実すぎる造形にファンが喜びの悲鳴をあげたのは語り草である。
日本語表記について
「反乱者たち」終盤における彼の初登場シーンや「マンダロリアン」season3での彼の登場シーンにおける日本語訳では「パレオン艦長」と呼ばれているため、本記事ではそれに準じ「パレオン」表記としている。
だが、そのほかのオーディオ小説やドラマなどでの英語発音が「パリオン」ではなく「ペレオン」と聞こえるということもあり、どう表記すべきか議論が続いている状態ではある。
非公式wikiであるwookiepediaでは「当面、レジェンズと同じペレオン表記を使用する」としている。