概要
初登場は『東方怪綺談』の5面ボス戦前。
東方旧作の最終作、『東方怪綺談』の6面ボス(ラスボス)にして、魔界という世界に存在するもの全てを生み出した創造主、魔界の神である。
魔界で暴れた主人公に対して「罰」の意味で攻撃を仕掛けたが、返り討ちにあった上、弱い弱いと散々なじられた。
(ちなみに、魔界で暴れられた原因となった魔界の者が人間界に流れ込んだ異変は魔界の民間旅行会社が勝手にツアーを組んだ所為で、彼女の干渉ではない。ご愁傷様です。)
東方Projectのキャラクターとしては珍しく、冷静で大らかな性格だが、感情的になると「私を倒す?生意気に!! 巫女なんて、神の犬のくせに」という発言や「あんたのほうが生意気よ! 所詮人間のくせに!!」という発言も飛び出す。
神綺のつくった中では最強クラスの魔界人の夢子を神綺は「夢子ちゃん」と呼んでいる。
神綺は夢子の意見を素直に聞くなど信頼しており、主人公に倒された時は一緒に涙を浮かべていた。
東方Projectは『東方紅魔郷』で設定が一掃された為、近年の東方Projectでは神綺に関する描写が一切無かったが、『東方星蓮船』では神綺の魔界が再登場し、登場キャラクターの聖白蓮が神綺の弾幕を意図したスペルカード『大魔法「魔神復誦」』を使用した。
(神綺の魔界である事と弾幕を意図した事は2009年9月21日『萎えラジ』のZUNの発言より。)
Windows作品に登場していない東方旧作キャラクターとしては、魅魔と同じく根強い人気を誇り、再登場を期待されている。
二つ名
- 魔界の神
- Goddess of devil's world
備考
・『Goddess of devil's world』は直訳すると「魔界の神」。
テーマ曲
- 神話幻想 ~ Infinite Being
- AN ORDEAL FROM GOD
備考
・『AN ORDEAL FROM GOD』はD.N.A.Softwares製作の東方Project二次創作ゲーム『神魔討綺伝』のZUN作曲BGM。
容姿
銀髪のロングヘアーに、ファンからは「たくましいなw」とまで言われる程のサイドテールが特徴。
肩口のゆったりした赤いローブのようなものを着用している。
(この服装は竹本泉の漫画『さよりなパラレル』World1で岡島さよりとジャイラス真上が着ていたローブが元ネタと思われる。)
通常時には生えていないが、攻撃の中盤では背中に白から黒へ変色する悪魔のような翼を6枚生やす。
(二次創作ではこの翼が生えて黒色になった状態で描かれる事が多い。)
二次創作・二次設定
東方旧作のキャラクターとしては二次創作はかなり多い方で、知名度の点から特にアリス・マーガトロイドと絡ませた二次創作が多いが、原作では夢子との関わりが一番大きい為、その次に夢子と絡ませた二次創作が多い。
親バカ
神綺は魔界を創造した女神という観点から、地母神としてのイメージが強い関係で、魔界の神というより母親というイメージが普及している。
その為、『東方怪綺談』の他キャラクターと親子のように描かれる場合があり、特に登場キャラクターの中で一番幼く見えたアリスと親子として描かれた二次創作が多い。
「これで安心魔界神!」
二次創作に「これで安心魔界神!」という言葉がよく登場するが、これは原作にあった台詞ではなく、はちみつくまさん製作の東方Project二次創作ゲーム『東方サッカー猛蹴伝』で神綺が必殺技『魔界神聖』を放つ際に喋る台詞である。
家庭事状が悲惨
アリスは元人間の魔法使いという二次設定があり、人間の捨て子だったアリスの育ての親が神綺であり、人間で無くなったアリスが魔界を追放されて幻想郷に流れ着いた、と解釈されているケースがあるが、『東方怪綺談』でアリスが幼く見えたのを理由に現在進行形で生身の人間(あるいはその事を秘密にしている)という二次設定もあり、この場合は逆に神綺に勘当されておらず、生身の人間だと言う事を隠しなさいと言われているか、勘当されていて自分の素性を隠したいのが大概。
他に、とある東方Project二次創作ゲームの影響で、アリスは神綺が生身の人間の男との間に授かった魔界人という二次設定もある。
この設定はアリスが現在、種族:魔法使いであれば、人間で無くなった故にアリスが魔界人が魔界出身の生身の人間として扱われたり、夫が『東方怪綺談』の時点ですでに死亡しているといった二次設定も見られる。
その他
原作では魔界の神であるという事以外のアリスとの関係が不明な為、創造神であることから転じて母娘であるという二次設定、弾幕がSTG『エスプレイド』のガラ婦人に似せてあることからガラ婦人とアリスクローンのような関係であるという二次設定、赤い魔神であることやアリスのイメージの元ネタから真・女神転生シリーズの魔王ベリアル(赤伯爵)とアリスのような関係であるという二次設定等、複数の二次設定が存在する。