テレスクリーン
てれすくりーん
ディストピア小説「1984年」に登場する機械。
概要
1984年(小説)に登場するテレビと盗聴器、監視カメラを兼ね備えた監視機械。
得られた情報はシンクポル(think pol・秘密警察)に監視されている。また、テレスクリーンの前の様子がわかることから朝の体操番組で講師がウィンストンに叱咤をすることもできるらしい。
画面には真理省が作成した、真偽不明の工業生産の飛躍的増産、オセアニア軍の快進撃、配給増加のニュースもといプロパガンダが常時流れている。
さらに愛国心を煽る為に国歌が短い間隔で演奏される他、「二分間憎悪」と呼ばれる番組がある。
これは「人民の敵」エマニュエル・ゴールドスタインがイングソック(オセアニアを支配している党)への批判を訴える様子と敵国の兵士が行進する様子が映し出され、それに対して憎悪をぶつける事で党への不満を逸らすための番組である。なお、オセアニア国民は「人民の敵」やその意見に対して罵り、反発するよう訓練されている。