ルシフィナ
るしふぃな
概要
主人公ルカの母親。作中の時間軸では既に故人。
温厚でとても愛情深い性格だったとされたが、存命中はルカの故郷だった「イリアスヴィル」で排他主義な環境から村八分状態の扱いを受け、流行り病で倒れた時は見殺し同然に誰も救いの手を差し伸べず、ルカに「誰も恨まず、立派な勇者になりなさい」と言い遺してそのまま亡くなった。
ルシフィナの死後、流行り病がイリアスヴィル中に広がった事で大勢の人間が亡くなった為、ルカは移民を受け入れ、これによってルカに対する差別は無くなった。
尚、ルカは彼女からお守り代わりの指輪を形見として受け継いでいる。
以下、ネタバレにつき閲覧注意
その正体は、女神イリアスが世界で最初に生み出した分身とも言える「原初の天使」の片割れで、既存の階梯に括られた後発の天使達とは一線を画す神にも等しい存在であった者。
ルカの伯母であるミカエラの妹にあたる。
天使としては純粋に戦闘に特化したその力は「明けの明星」の異名で天使・魔物の双方から畏怖されたほどのもので、最高位の熾天使エデンすらも凌駕し、ミカエラと共に初代アリスフィーズ配下の伝説の「六祖」と互角に渡り合える唯一の存在だったとされる。
最大の必殺技は異名と同じ「明けの明星」で、太古に行われた聖魔大戦では、これによって姉と共に数えきれないほど数多の魔物娘たちを葬り去り、戦力の質で魔王軍に劣る天界軍を支えた。
魔物を殺した数では姉すらも凌駕するとされ、彼女以上に積極的に前線に赴いたという。
しかし、聖魔大戦の終盤に、天使と魔物の滅亡をちらつかせて初代アリスフィーズに降伏を迫ったイリアスに疑問を抱き、更にイリアスがアリスフィーズ8世を復活させて結託したことから、袂を分かって堕天。
百年ほど地上を彷徨った(その道中でハインリヒに「堕剣エンジェルハイロウ」の原型である天使を斬れる剣を渡した)末に、ルカの父であるマルケルスと出会って結婚、ルカを産んだ。そして、そのまま人間として最期を全うした。
聖魔大戦時の現役時代には、喜々として魔物を狩る無邪気かつ残酷、狂気的な性格だったとされており、堕天後の丸くなり様にはイリアスでさえ度肝も抜かれていた。
なお、その名前自体が深刻なネタバレになってしまうためか、彼女の名前が初めて判明したのは『くえ』終章である。
なお、続編の「もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPG」には、ロリ化した姿である「ルシフィナちゃん」として、ルカたちの一行に加わることとなる。