概要
光の処刑とは、ローマ正教の暗部組織神の右席の一人、左方のテッラが使用する術式である。
テッラによると、「本来常人に殺せるはずのない“神の子”の処刑を行う際に使用された術式」こそがこの光の処刑であり、その効果は対象となる二つの物事の優先順位を変更するというもの。これにより、相手の攻撃よりも自分の身体を優先すればいかなる攻撃も無効化できる。逆に相手よりも自分の攻撃を優先すれば、相手の防御力や武器の材質に関わらずダメージを与えられる。テッラはこれにより小麦粉のギロチンに殺傷能力を与えるという芸当を見せている。
また、物体だけでなく「事象」も優先順位変更の対象とすることができ、「外壁」よりも「刃の動き」を優先する事で壁をすり抜けさせたり、「槍の動き」よりも「空気」を優先する事で槍の動きを止めたりできる。
発動条件
テッラが使用する光の処刑はまだ未完成であるため、発動には調整の為に多くの人間を使用する必要がある。また、優先順位を変更する際は「優先する」と宣言した後に「○○を下位に、××を上位に」と詠唱する事で対象を設定できる。
弱点
非常に強力な術式だが、同時に複数の対象に向けて術式を使用することができないという弱点がある。また、術式の効果は現在優先順位を変更している物体同士にしか適用されない。その為、優先順位の変更によって小麦粉のギロチンで人体を切断できても、術式の効果が及んでいない物体は切断できない。