曖昧さ回避
- もしかして→ライオンハート
作品の概要
2015年11月22日に実質的な第一話となる特別エピソードが放送され、2016年01月15日から不定期で放送開始した。2019年09月で終了予定。毎話毎にミュージカルが入る。シリーズでは、『ティモンとプンバァ』以来のTV作品となり、話の内容としても初の公式スピンオフでもある。
シンバとナラの息子カイオンと、「ライオン・ガード」を始めとある仲間達の活躍を描く。ミュージカルの多さもあり子供向けに思われるが、スカーが悪堕ちしたのは別の悪に利用されたことがきっかけであったり、ディズニーヴィランでも屈指の数奇な経歴を持つコブラのウシャリや彼の呪いで凶暴化するカイオンなど、かなりシビアな要素も持つ。
時系列としては『ライオンキング』と『シンバズ・プライド』の間にあたり、なぜカイオン達がシンバズ・プライドに登場しないのか、その理由も説明されるという。
よくある誤解に関しては、コパの項目を参照。
組織の概要
プライドランドの王位継承者の弟に課せられる任務であり、サークルオブライフを守るための警備集団である。最も勇猛な者であるリーダーの他、最も勇敢な者、最も力の強い者、最も素早い者、最も見通しの良い者が構成し、基本的には5名のメンバーを持つ。メンバーの右肩には特有のマークが浮かび上がるが、資格を失うと消える。
大昔に、悪に堕ちたライオンたちがプライドランドを破滅させようとした際に、善のライオン達が最強のチームを作ったのが始まりであり、アスカリが最初のリーダーだった。そして、悪に対抗する為にライオンとアフリカゾウが同盟を結んだとされる。さらに、アスカリと彼のチームは恐ろしい悪と戦ったとされる。
歴代のライオンガードは文字通り雄ライオンで構成されていたしシンバもそれをカイオンに求めたが、祖先の魂達が許可した為、カイオンの代でその縛りが消えた。
カイオンの代は雄ラーテルのバンガ、雌チーターのフーリ、雄カバのベシティ、雄シラサギのオーノ、雌ゴマバラワシのアンガと多種多様な種族が構成している。チーターのフーリが参入した際に、初めて雌が参入し、ゴマバラワシのアンガが続いた。アンガの加入によってメンバーの数の縛りも消えた。
シーズン3にてカイオンとオーノが負傷し、治療の為にマキーニも同行してプライドランドを一旦離れている。
シンバは、最初はカイオンによるメンバーの選択に否定的だったが、後に受け入れた。シーズン3では、シンバは雌ハイエナのジャスィリとラフィキの教え子の雌マンドリルのマキーニもライオンガードのメンバーの様な扱いをしているが、ジャスィリはアウトランドの女王で荒くれ者達を纏めていて、マキーニも特殊なポジションにいる為、厳密にはメンバーではない。
スカーの代に、スカーがライオンガードのメンバーにムファサの失脚または暗殺をするように命令したが、他のガードのメンバー達はスカーに反対した。このことに対して、なんとスカーはガードのメンバーをロアーで皆殺しにしてしまった。そして、祖先達の怒りに触れたのか、スカーはロアーを没収された。おそらく、その際にプライドランドでの地位も失ったと思われる。
- ザズーが生前のムファサに、「スカーはよい毛皮になる」という旨のジョークを言っていてムファサもあまり窘めなかったほど。
この時、ライオンガードの伝統が途絶えたが、カイオンの代に復活した。シンバの代に存在しなかったのは、スカーが悪に堕ちて解任されたことと、シンバに兄弟がいなかった事と関係していると思われる。なお、シンバに姉妹がいた場合に存在したかどうかは不明。
なお、職務のために捕食者の縄張りに入ることが少なくないため、結構トラブルになる。よく誤解されるが、ライオンガードは決して無秩序に捕食者を攻撃しているわけではない。あくまでもサークルオブライフに沿う意思のない存在や度の過ぎた捕食者に敵対しているのである。
しかし一方、ロアーオブエルダーズが両刃の剣と化したり、コブラのウシャリはライオンガードの不注意が原因の一つでヴィランと化して最終的に死亡したりと、決して輝かしい面だけではない。
メンバー
- 初代
- アスカリ
- スカーの代
- スカー
- カイオンの代
- カイオン
- バンガ
- フーリ
- オーノ
- 視力が良く博識なシラサギまたはショウジョウサギ。シーズン1と3での口癖は「ハパーナ!」と「ナワザ!(Nowaza!)」(考えろ!)。幅広い知識を持っており、動物や自然に関する小ネタなどの説明役を担っている。なお、説明を終えた後には「まあ、誰でも知ってることだよ」というのが口癖である。シーズン3第16話『かがみのみずうみ』にて明らかになったが、実はライオン・ガードの最年少メンバーでもある。彼が産まれる前に、カイオン、バンガ、フーリ、べシティの4人で、ジャンジャらに盗まれた卵を取り返し、守ったが、その時その卵から産まれたのがオーノである。彼女らとは家族同然の関係になった。「オーノ」とはスワヒリ語で「見る」を意味する。
- ベシティ
- 怪力を持つカバ。誰に対しても友好的であり、初対面の相手でもすぐに仲良くなれる。カバの群れを初め、若い動物達にとっては頼れる兄貴分のような存在である。プライドランド全体からの信頼も厚く、友達も多いため、情報網が広い。彼曰く、プライドランドの全ての住民を知っている。しかし、話に夢中になり、肝心なことを話さないことも多い。モトトからはヒーローとして尊敬されており、後に兄弟のような関係になった。「べシティ」とはスワヒリ語で「相棒」を意味する。父親のバシもライオンガードの協力者であり、度量の大きなリーダーとして描かれている。
- アンガ
- ビタニの代
- ビタニ
- シャバハ
- イマーラ
- タザマ
- カシ
余談
- ナラの父親は子獅子の時に当時のライオンガード(明るい毛並み)に木から落ちたところを救われた。この時、初めてナラの父親の存在が明かされた。つまり、シンバとナラが近親婚でない事が証明された。
- 作品世界のライオンは一夫一妻の可能性があるものの、現実のライオンの群れは主にハーレムで構成されているため、長年論争が絶えなかった。ただし、近年では複数の雄が同じ群れに所属したり、雄同士が徒党を組んだり、他の雄の子供でも受け入れる事例も判明している。
- シンバの子供時代にも、ムファサとスカー以外にも群れに他の雄がいる事が、一瞬だが確認できる。他にも、スカーがライオンガードのメンバーの雄達を少なくとも4頭殺害してしまった。
- 2019年8月~9の最終シーズンの公開後に、クリエイターであり監督であるフォード・ライリーのとあるトピックに関する発言や新規キャラクターの登場と案の定いきなり発生したバウムクーヘンエンドにより、作品の終了際にきて過去に例をみないほど波乱をよんでいる。というか、ディズニー作品にあるまじきレベルで荒れていて、監督のSNSが炎上し更新停止してしまい、それまで視聴者の質問を受け付けていた監督が雲隠れする事態となってしまった。その後にも非常に危険な内容のコメントが寄せられたりしている。
- 一方、最終回も含めた今までの描写の数々、それに反比例した唐突な展開、SNSの記録から、監督の推しカップルは別にあった可能性も海外で指摘されている(ネタバレになるので青文字からリンク先に飛ぶのは非推奨)。
外部リンク
関連タグ
カンフーパンダ…TVシリーズの雰囲気が似ている。