コブ

こぶ

本記事では『ライオンキング』シリーズに登場するキャラクターについて紹介する。

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1 概要

2 余談

3 関連動画

4 関連タグ

もしかして⇒こぶ、瘤

概要

原語版声優：ジェイソン・マースデン/吹き替え：山本耕史

『ライオン・キング』の続編『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』や『ライオン・ガード』に登場するキャラクターで、同作ではキアラ、シンバと並ぶもう一人の主人公。

前作の悪役・スカーの正妻・ジラの息子(第三子の次男)であり、三兄弟の末子。異父兄弟にヌカとビタニがいる。シンバがプライドランドに帰還する直前に誕生した。当初はヴィランズサイドについていたが、後に光上がりし、味方になった。

父親はスカーではなく別のオスライオンだが、スカーの血を引く兄のヌカが抜けた性格であったことから、養子として迎えられ跡取りに指名された。スカー死亡後は、一族と共にアウトランドへ追放される。

『コブ』とはスワヒリ語で『傷』､『傷跡』という意味である。

幼少時は子供らしい可愛い側面も見せていたが、シンバ達への復讐を誓ったジラから『いつかお前は王になる』と言い聞かせられ、シンバを憎むように教育虐待を受けることになる。

成長後はキアラを利用して父親であるシンバに近づき殺害しようとしていたが、キアラと交流を重ねる内に復讐に疑問を感じるようになる。そしてキアラと恋をする様になる。そんな時に、シンバに2人で話がしたいと言われ、2人で出掛けるが、その最中に痺れを切らしたジラ達がコブに無断でシンバを襲ってしまう。その際にヌカが事故で死亡してしまい、その事をコブがさっさとシンバを殺さなかったからだと思ったジラは激怒し、コブを殴った。ジラがコブを殴った事で、コブの左目にはスカーと同じ一本線の傷がついた。その後ジラは『お前のせいだ』『お前は兄さんを殺した』などと言い放つ。コブは初めてジラに対し直接的に反抗し、言い争いとなった。シンバはなんとか戻ったが、コブは自分を騙していたと思い込み、コブの話を聞こうともせずに追放してしまう。追放されたコブはプライドランドにもアウトランドにも居場所が無くなった為、遠く離れた場所へと逃れる。コブを追って来たキアラと再会し、2人だけで新たなプライドを作ろうと駆け落ちすることをキアラに提案するが、キアラに『プライドランドが私たちの家よ』などと言われた為、プライドランドへと戻り、キアラと共にシンバとジラの間に入り、争いをやめさせた。ジラの死後、シンバに『私が間違っていた。ここは私達の家だ。みんなで帰ろう。』と言われた為、プライドランドに帰り、晴れてキアラと結ばれ結婚し夫になった。

『ライオン・ガード』シリーズではカイオンにも会っている(シーズン1第20話『アウトランドのライオン』にて)。ジラの一族が、アウトランドでも比較的プライドランド寄りの場所にあるジャスィリの一族の水場を奪い、ジャスィリがカイオンに助けを求めて、カイオンがジラたちを説得しにアウトランドに赴いた際に出会った。コブだけはカイオンやジャスィリらと本気で友達または味方になろうとしたし、キアラにも会いたがっていた。また、プライドランドに帰れることを特に期待していた(これに関してはヌカも同様)。

その後にジラの一族は、カイオンのロアーによってアウトランドの奥地に物理的に強制追放された。その際、コブだけは事前に察知し、横へ離れ、伏せていた為にカイオンのロアーに吹き飛ばされなかった。そして、ジラ達の後を仕方なく後を追う羽目になった。

シーズン3第19話(最終回)『あらたなるたびだち』にて再登場した。この話はライオン・キング2 シンバズ・プライドのその後の物語であり、キアラと結ばれて以降の様子を見ることが出来る。

余談

現在、コブはスカーの実子ではなく養子という設定だが、本来は実子の設定だった。養子という設定になったのは、コブをキアラと結ばせるにあたって『近親婚になってしまう』、『ディズニーで描くのはどうか』、『子供向けには相応しくないのではないか』などといった意見が出た為である。この設定の変更が急であった為に、その他の設定や物語に多くの矛盾が生じてしまった。
- 現在では、多様性だポリコレだなんだというならいっそのこと近親婚を肯定したほうが良かったのではないかとも言われている。
コブがジラの実子にも拘らず、スカーの養子となり、後継になったという事は、ジラはスカーが生きている間に他の雄と子供を作ったという事になる。
- 一説にはスカーはこれ以上子供を作れなかった為、他の雄と作らせたとも言われているが、逆にスカーがそのような事をさせるようには思えないとも言われている。
前述の通り、コブはスワヒリ語で「傷」、「傷跡」という意味であるが、これを英語にすると「スカー」になる。
- なお、コブと命名したのはスカーだと言われている。
一説にはスカーはコブを跡取りとすることで、ヌカが自分のように頭を働かせて、実力でのし上がる事を期待しており、もし上手くいかなかったたとしても、コブとビタニを結ばせれば自分の血は絶えないと考えていたとも言われている(勿論非公式)。