曖昧さ回避
- DAPUMPによる本曲のカバー→Circle_of_Life
- 日本の競走馬→サークルオブライフ
概要
ディズニー映画『ライオン・キング』の主題歌。本作のオープニング曲であり、本シリーズで最も有名な曲となっている。1994年度のアカデミー歌曲賞にノミネートされ、超実写版では編曲されている。サウンドトラックにはエルトン・ジョン版も収録されている。
シンバ誕生のシーンで流れ、「サークル・オブ・ライフ(生命の輪)」や生命の賛美等を歌っている。冒頭部はズールー語で歌われており、物語のエンディングでも『キング・オブ・プライドロック』の一部として使われる。
日本語訳で「命の輪」という意味であり、生と死の輪廻の中での命の繋がりを歌った内容となっている。
本シリーズのテーマでもある「生命の輪」とは、「生命あるものは関わりを持ち釣り合いを保っており、やがて輪となり永遠の時を刻んでいる」という考えである。
「めぐる生命」とも呼ばれ、例えば以下の例が作中でも登場している。
- シマウマやアンテロープなどの草食動物は草を食べる
- そのシマウマやアンテロープをライオンやハイエナなどの肉食動物が食べる
- その体はやがて死んで土となる
- その土に草が生え、その草をシマウマやアンテロープが食べる
このように、「生命」はめぐっており、一つの大きな輪を形作っているというものである。「サークル・オブ・ライフ」は生態系のバランスそのものであり、捕食者たちはこの考えを尊重することによって、生態系を維持している。
余談
- 『ライオン・キング』シリーズ関連で「生命」という表記が登場する場合、ほとんどの場合は「いのち」と読む。
- 現実の世界では「サークル・オブ・ライフ」という考えの正当性について疑問視をする生物学者も存在する。一応、栄養素の循環、炭素・空気の循環、水の循環という点では正しいと言えるだろう。
- 「サークル・オブ・ライフ」に厳密に該当する言葉は日本語には存在しないが、強いて訳せば「環状生態系理論」「環状生態系」「環状食物連鎖」「環状食物網」とも言えるだろうか。
- 上記の意味合いを意識してか、ピクシブ内では本編イラストの他にも、大自然の営みや弱肉強食、そこで逞しく生きる生命の様子を描いたイラストも投稿されている。