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スナッキーで踊ろうの編集履歴

2012-07-15 23:58:30 バージョン

スナッキーで踊ろう

すなっきーでおどろう

「スナッキーで踊ろう」とは、1968年にプリマハムの新製品「スナッキー」とのタイアップとして製品に先駆けて発売された、海道はじめによる歌謡曲、当然レコードである。恐ろしい事に日本初のCMソングとなった。

スナッキーで踊ろう、とは?


http://m.youtube.com/watch?v=sXv5xa5jMiM

これがその問題のスナッキーである。まずは、お聞き頂きたい。


風呂場でもここまで響かない、と言う程に異常にかけられたエコー。

そして歌い出しは「おおぉおおぉおぉぉ」と言う重厚な雄叫びである。

さらには高音の「あぁあああぁぁぁ」で畳み掛ける海道はじめ氏。

「地底からの地響き」「地底人の侵略」「地獄谷の咆哮」と称される。

しかし、曲は当時ではグルーヴィな方で、怖い要素は無い、はずである。

このレコードが発掘されたのはTBSラジオのコサキンと言われるが、

知名度が上がると、ついにはNHKの真面目な番組で制作秘話まで取材された。

著作権を考え、歌詞には極力触れずにおくが、

「せんなか~~~あーわせてーおんどろぉぉおよぉぉ~ぉほぉおおおお~」

と言う、1~3番全てに入ったフレーズは「ケルベロスの遠吠え」の如し。


謎の歌手・海道はじめ氏

この曲自体が思い切りNHKで「謎の歌謡曲」呼ばわりされている。

コサキンでも、彼を「スナッキーおじさん」として、追跡した事があるとか。

この海道はじめ氏、本名の素顔は都内で、とろろ丼屋を営んでいるらしい。

(今現在もそうなのかはまったくもって不明ではあるが……)

そしてもう一つの顔はきちんと師匠を持つ、民謡歌手だったのであった。

そのため、地獄谷の咆哮だのケルベロスの遠吠えだのと言われていても、

その歌唱力は素人のそれではなく、非常に柔らかく伸びる歌声をしている。

しかし「あの地響きのようなエコー」は、確かにエフェクトでもあるが、

海道はじめ氏はベルカント唱法なるスキルを持っている事が判明。

歌いながら舌を高速で動かす事により、自力でエコーっぽい声になる。

本人は、レコーディングの際にも発揮していたと語り、カオスは深まる。

なお、北海道を連想する名前だが、「東海道一」と言う意味らしい。


スナッキーって?

プリマハムが同年に発売した、若者をターゲットにしたソーセージ。

缶入りで、そのまま火にかけ調理ができる、そうである。

これがアウトドアに最適と踏み、ティーンから青年の若者達を狙う。

しかし、商品はあんなにまわりくどい宣伝(後述)をしたが惨敗と言う。


60年代の広告戦略とは……?

およそ50年も前の当時、現代のようなCMソングや広報は無かった。

当時のプリマハムが編み出した広告戦略とは、この禍々しい盤を、

製品に先駆けてリリースする事で、社員たちはラジオにリクエストの

葉書を書かされていた。しかし露骨な宣伝が控えられていた時代。

「絶対にプリマハムとは書くな」と言う掟があったと言う。

じゃあスナッキーはと言うと「アメリカから来た新しいリズム!」

と言う事にされ(完全にでたらめである)、これを毎日流し聞かせヒット、

そこへイケてる名前のスナッキーを発売すれば、もう若者は夢中!!

と言う目論見……だったはずであった……。

また、海道はじめ氏はジャケットでチェックのネクタイを手前にかざす。

スナッキーのパッケージもチェック柄で、若者はそれを見て思い出す(筈)。

広告戦略とは言うが、サブリミナルの域ではないのか、とつっこみたくなる。

だがしかし、これがまだ広告戦略も何も無い時代の試行錯誤であって、

興味深い事でもある。スナッキーは大失敗したが、彼の咆哮は今日も響く。

あまりにも強すぎるインパクトのため、復刻版CDまで出ているのだ。


ハートキャッチプリキュアとの関係

この作品に当時するザコ敵の名前がスナッキー。

おそらくその連想からか、2人が踊るエンディングにこの曲を付けた動画が。

しかしそれはイントロから完璧に歌と踊りがシンクロしており、必見である。

年代はもちろん、字幕の歌詞とのギャップもまた素晴らしいものがある。

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