概要
CV:本名陽子
真紅と冥闇のフェイトエピソードで初登場。
『敵』の組織に属する人物で、月の末裔の一人。
包帯の巻かれた右手は月の技術で作られたガントレットのような物をはめており、指先から特殊なワイヤーを伸ばすことができる。
このワイヤーは目に見えない程細いが凄まじい切断力を有しており、鉄の鎧すらパンをカットするように切断できる程。この武器は契約武器の一つである『アリアネンサ』だった。
又、長年謎に包まれていたヨダルラーハの筆頭弟子とは彼女のことである。
弟子だった頃は厳しい修行にも音を上げることなく真面目に取り組んでおり、そのためかヨダルラーハも彼女の危険な内面までは見抜けなかった模様。
そんな彼女を一言で表すのならば、『理解不能の危険人物』。
まるで息をするかのように人を殺し、人々がお互いを憎しみ合うように仕向ける等、一般的な論理感は完全に欠如している。
そんな彼女の夢は『世界平和』という意外なもの。前述の凶行も全てそのために必要不可欠なものだと彼女は語る。
最終的に『STAY_MOON』で一連の決着がつく一方で、ヨダルラーハにも影響を及ぼすことになった。ヨダルラーハの最終上限フェイトエピソードでも回想で登場する。
その回想内において、思わぬヒントを与えることになろうとは……。
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彼女の夢のネタバレ
彼女の夢は『世界平和』という意外なものだが、師であるヨダルラーハでさえ見抜けなかった強い意志の奥深くにある本当の願いは、自分達を空の世界に置き去りにした月の民への復讐である。前述の凶行も、歪んだ恩義と同時に空の民が月の民を返り討ちにできるくらいに強くして復讐を遂げるというもの。彼女本人から復讐という言葉は出ないが、グレイスの死後、幽世の者達が彼女の記憶や性格、容姿をコピーしてなりすまし、主人公達と共闘(という名目で利用する)の交渉を持ちかけた際に、グレイス本人かどうかを確認する為に戦う理由を聞いた答えは「復讐」であった。もちろん主人公一行は初耳なので直ぐに偽物とばれ「彼女をそのまま演じたのに何故バレたのか。人間を演じるのは難しい」と不思議がっていた(幽世の者達は、月の民の撃退こそ考えていても、それは空の世界が欲しいのであって「月の民へ復讐する」という考えは無い為、グレイスの記憶をそのまま使って出た言葉というのであれば、復讐が本当の夢なのだろう)