概要
ハイアールグループ(中国語簡体字:海尔集团、繁体字:海爾集團、英語: Haier Group)は、中華人民共和国の山東省青島市を本拠とする電機メーカー、企業グループ。冷蔵庫や洗濯機などの白物家電、テレビ、エアコン、ラップトップパソコンなどを世界165ヵ国以上で生産・販売している。
沿革
1984年12月、青島冷蔵庫本工場(青島電冰箱総廠)として創業。西ドイツのリープヘル社との技術提携を経て1991年に琴島海爾集団となる。(「琴島」は青島の別称、「海爾」はリープヘルの中国語音訳「利勃海爾」の略)
1992年にハイアール(海爾)集団に改称。
日本における展開
日本においては、2002年にハイアールジャパンセールス株式会社と、三洋電機と合弁で設立した『三洋ハイアール株式会社』がハイアールブランドの冷蔵庫、洗濯機、エアコンを輸入販売開始。その後、2007年1月に三洋電機が冷蔵庫の製造をハイアールに委託する目的で「ハイアール三洋エレクトリック株式会社」を設立する代わりに「三洋ハイアール株式会社」が3月に解散。
2011年7月28日、三洋電機はハイアールに白物家電(冷蔵庫・洗濯機、炊飯器など)事業を行う子会社9社(三洋アクア株式会社(現:アクア株式会社)、ハイアール三洋エレクトリック株式会社(後のハイアールアジアインターナショナル株式会社) など)の株式を、約100億円で売却する旨を公式発表した。これにより三洋電機が親会社パナソニックと重複する事業のリストラが推進される。レクトリック株式会社」を設立する代わりに「三洋ハイアール株式会社」が3月に解散。
現在の輸入販売は、ハイアールジャパンセールス株式会社で行われ、修理受付時は自社で行っている。(但し旧三洋および三洋アクア製品の修理等のアフターサービスについては、2012年からパナソニックが行っている。)
また、三洋電機のブランドだった「アクア」(AQUA)も傘下のアクア株式会社がブランド名を引き継いで販売されている。