概要
以下ネタバレあり。
本編ストーリーLost belt6(通称LB6)にて登場したサーヴァントオベロン、彼の本来の在り方は"全てを滅ぼす・終わらせる終末装置"である。
ラスボスとして対面する形になった藤丸立香はこの時オベロンの真核に迫り、理解を示す言動をしておりこの際の二人の対比関係に盛り上がるユーザーが増えた。
今までも何度か可視化されてきた問題ではあるが、藤丸立香のキャラクター象を明らかにする動き(所謂本心の露出・自我の表現)をここまで露骨にストーリー上に絡めて見せたのは今回が初めてと言ってもいいのではないだろうか。
そういった面においてもプレイヤー≠藤丸立香を顕出させ一個人として確立させた今物語はユーザーに大きなショックを与えた。
また全方向に分け隔てなく接していた藤丸立香だが、
ストーリー上のいくつかの選択肢ではオベロンに対して口調が崩れたものになっており、以上の点から数少ない気負いせず対応のできる相手であると理解できる。
一部では終わることのできたオベロンに対して藤丸立香が羨望に似た何かを抱いている等の意見もあるが、本編では未だそのような内容は発表されていない為今後の展開に期待。
これらの情報から垣間見る藤丸立香とオベロンの関係性は今までにない素晴らしく洗練された地獄であり、終わりを迎えた役者であるオベロンと対比になる終わりを目指す者・マスターを羽織る者である藤丸立香は並べてみれば凄まじく心打ち震えるものがある。
ニ部六章クリア後のオベロン召喚時、バレンタインでの白オベロンルート時に、オベロンの二人称が「きみ」になる。
また2023年8月に発売された『FGO material(マテリアル)13』では、アヴァロン・ル・フェクリア後に使われるマスターへの二人称である「きみ」が、オベロンが追い求める架空の妃、ティターニアへの二人称と一致していることが判明した。
他のキャラクターでみる関係性
プロトマーリンのバレンタインでは、「炎に灼かれ触手に巻かれ蟲に噛まれかねない」「とっても大切にされているんだね」等、オベロンがマスターの夢を守っているのではないかと推測されていたが、アビゲイル(水着)強化クエストでエネミーとしてオベロンが登場したことにより、夢を守っていたのはエドモン・ダンテス、アビゲイル・ウィリアムズ、オベロンで確定した。
そして、8月11日から開催された『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では、
・浜辺でずっと藤丸立香を見ていたとマシュに言及される
・「もう少し本音を言ったら?僕以外に。」「……オベロンに本音とか言ったことないけど」と会話している
・藤丸立香(女性差分)では水着の感想になるとサングラスをかけて目元を隠し、言葉を濁しているオベロンが確認される
・オベロンが注文をする前に藤丸立香が先手を打ち、その後サークル「美少年」を手伝っているオベロンが確認される
・黒いオベロンを見た藤丸立香が昼間なのにそっちの姿でいいんだ、とユーザーも知らなかった情報が出される
・「不機嫌サマー・オベロン」の霊衣解放をした時の笑顔が通常の表情差分より眉が下がり顔が赤い、とX(旧Twitter上)で検証される
・霊衣解放時の台詞において「一緒に、ありもしない奈落の底を目指してみる?」と言う
・さらに「不機嫌サマー・オベロン」をマイルームに設定した際の会話で、通常の表情差分よりも眉が開き、瞳孔が開いて目元を中心に顔が赤く染まっている表情差分が確認される
(なお、この表情差分は現状、マイルームで藤丸立香の水着の感想を述べるシーン以外では確認されていない)
など、公式から出された情報が多すぎて逆に二次創作をする側が困惑する、といった事態がX(旧Twitter)上で散見された。
これからもこの二人の関係がどのように展開されるのか、物語の進展を楽しみにしておこう。