曖昧さ回避
- 『世にも奇妙な物語』のエピソードの一つ本項で解説
- 宮内悠介の短編集「超動く家にて」に収録された短編小説、先述したエピソードの原作にあたる。
概要
2023年秋の特別編で放送された回、同名の短編小説をモデルにしている。
実在する雑誌「トランジスタ技術」を圧縮する大会での一幕を描く。
あらすじ
この物語では、実在するエレクトロニクス専門誌「トランジスタ技術」の圧縮に命を賭けた男たちの戦いを描く。「トランジスタ技術」は本としてはかなり分厚い部類に入る。まるで辞書だ。毎月発刊される「トランジスタ技術」。分厚いが故に保存するには日本の家屋は手狭だった。そこで人々は考えた。「トランジスタ技術」を圧縮しようではないかと。それはいつの日か、生活の知恵を越え、世界的な競技となった。“圧縮の神”と呼ばれた男を師匠にアイロンを用いた圧縮技術を受け継いだ男・梶原倫夫(溝端淳平)。そこに立ちはだかるのは脅威の握力でページをむしり取り圧縮する男・坂田成美(阿部亮平)。勝利を手にするのはアイロンか握力か。熱き男たちの奇妙な戦いが今幕を開ける!!
トランジスタ技術とは
CQ出版社が発行するエレクトロニクス専門月刊誌。1964年10月に創刊され、今もなお刊行が続いている歴史ある雑誌。愛読者も多い。
しかし、「トランジスタ技術」は本編となるページよりも広告の方が多いことで有名で、このエピソードではその広告の部分を取り除き、どれだけ早く圧縮できるかを描いている。
先ほどの愛読者の中にもこの点を問題としている人は多いらしく、このエピソードとはやっていることは違うものの、「トランジスタ技術」をしまいやすくするために圧縮する人は存在している模様。
このエピソードではやっていることは、この行為が競技化し、アイロンと握力で上記リンクの圧縮をやってのける闘いと考えてくれればわかりやすいだろう。
余談
原作小説の存在をCQ出版社も熟知しているようで、2023年3月に著者サイン入り!小説「トランジスタ技術の圧縮」プレゼント抽選会を実施したことがある。