カフカ(スターレイル)
かふか
「聞いて──私を招待したのは…君かしら?」
概要
スターピースカンパニーの指名手配ファイルには、カフカの名前と「趣味はコートを集めること」としか記されていない。人々がこの星核ハンターについて知っているのは、彼女が「運命の奴隷」エリオの最も信頼する構成員の1人だということだけだ。
エリオが予見した「未来」にたどり着くため、カフカは行動を開始する。
人物
星核ハンターのメンバーにして、実質的なNo.2。懸賞金額は108億9900万。
協調性に乏しい言動と楽団員のような振る舞いが目立つ、優雅で冷酷な殺し屋の女性。刀やサブマシンガンなど、様々な武器で敵を葬る。
言霊の使い手であり、「聞いて」というワードを発動のキーに、対象にある程度暗示をかける事ができる。
元々は「恐怖」とは何かを知らない星「プテルゲス-Ⅴ」出身で生まれつき恐怖の感情が欠落しており、自身の命の価値を感じることができず、星に存在するデーモンを狩る「デーモンハンター」を生業として生きてきたが、エリオと「カフカに変化をもたらす」という約束を結び、喜んで星核ハンターに加わることになった。
物語序章では、エリオの脚本(エリオが見た未来)に従って、どこからか開拓者の存在を呼び覚ました、本作の発端とも言うべき人物。
そのまま「星核」なるものをその体内に埋め込み、同時に意味深い言葉と共に開拓者に言霊による暗示をかけ、彼/彼女を順調に列車に乗り込ませて去った。
能力と戦術
虚無の運命を歩んでいることから敵を弱体化させるデバッファー…ではなく、持続ダメージを強制発動させて相手の体力を削り取るDoTアタッカー。
軌跡
- 通常攻撃「止まない夜の喧騒」
「一瞬よ」
指定した敵単体に雷属性ダメージを与える。
- 戦闘スキル「月明かりが撫でる連綿」
指定した敵単体に雷属性の大ダメージを与え、隣接する敵に雷属性の小ダメージを与える。指定した敵単体が持続ダメージ状態である場合、付与された全持続ダメージ状態が本来のダメージの一定割合分のダメージを発生する。
持続ダメージの強制発動という強力なスキル。持続ダメージはその仕様上、相手の行動に依存する欠点があったが、このスキルはそのデメリットを打ち消すことが出来る。
注意点として持続ダメージの強制発動はメインターゲットのみである。カフカ自体が与えるダメージは非常に低いため、実質単体攻撃技だと思っておいたほうが良い。
- 必殺技「悲劇最果ての顫音」
「お別れの時間よ…ポン!」
敵全体に雷属性ダメージを与え、100%の基礎確率で攻撃を受けた敵を感電状態にし、付与された感電状態は直ちに本来のダメージ一定割合分のダメージを敵に与える、このダメージは感電状態によるものとみなす。感電状態は3ターン継続。感電状態の敵はターンが回ってくるたびに、カフカの攻撃力の一定割合分の雷属性持続ダメージを受ける。
追加能力「苛み」を開放すると、「付与された感電状態がダメージを発生する」から「付与された全ての持続ダメージ系デバフがダメージを発生する」に変更される。
戦闘スキルを更に強化した性能。敵全員に感電状態を付与し、かつ全員の持続ダメージを強制発動させる。
こちらもカフカ自体が与えるダメージは非常に低いことには留意しよう。
- 天賦「優しさもまた残酷」
「落ち着いて」
「ちゃんと立ちなさい」
カフカ以外の味方が敵に通常攻撃を行った後、カフカは追加攻撃を行い、その敵に雷属性ダメージを与え、100%の基礎確率で攻撃を受けた敵を必殺技が与えるものと同じ感電状態にする、2ターン継続。この効果はターンが回って来るたびに1回まで発動できる。
感電付与として優秀なスキル。
- 秘技「許しは慈悲に非ず」
「痛い?」
一定範囲内の全ての敵を攻撃。戦闘に入った後、敵全体に雷属性ダメージを与え、100%の基礎確率で敵単体それぞれを、必殺技が与えるのと同じ感電状態にする、2ターン継続。
こちらも感電付与として優秀。
- 追加能力
「苛み」 | 必殺技が発動した時、敵は「付与された感電状態がダメージを発生する」から「付与された全ての持続ダメージ系デバフがダメージを発生する」に変更される。 |
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「略奪」 | 感電状態の敵が倒された時、カフカはさらにEPを5回復する。 |
「いばら」 | 必殺技、秘技、天賦による追加攻撃が敵に感電状態を付与する基礎確率+30%。 |
星魂
①「無窮に動く!無窮に」 | 天賦効果により追加攻撃を行う時、100%の基礎確率でターゲットの持続被ダメージ+30%、2ターン継続。 |
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②「狂想者の嗚咽」 | カフカがフィールド上にいる時、味方全体の持続与ダメージ+25%。 |
③「即興の賛美」 | 戦闘スキルのLv.+2、最大Lv.15まで。通常攻撃のLv.+1、最大Lv.10まで。 |
④「この叙唱を」 | カフカが敵に付与した感電状態がダメージを発生する時、カフカのEPをさらに2回復する。 |
⑤「今晩だけの奏鳴」 | 必殺技のLv.+2、最大Lv.15まで。天賦のLv.+2、最大Lv.15まで。 |
⑥「回る、静かに」 | 必殺技、秘儀、天賦による追加攻撃が敵に付与する感電状態のダメージ倍率+156%、感電状態の継続時間+1ターン。 |
装備について
基本的には一般的なアタッカーと同じ構成をすれば良いのだが、カフカの主力となる持続ダメージには会心が発生しないため、会心系は必要ない。
その代わりデバフを命中させやすくなる効果命中や単純に火力が上がる攻撃力を盛ろう。
光円錐はモチーフである✦5「待つのみ」が最有力候補。ダメバフを速度も補強でき、何より必殺技とは別の感電を付与できるようになるため、非常に相性が良い。
それ以外であれば✦4「おやすみなさいと寝顔」や✦4「獲物の視線」、✦4「フェルマータ」がおすすめ。因みにフェルマータは忘却の庭の交換報酬であるため、無課金でも入手は容易。
劇中の動向(第二章まで)
序章での活動は上記の通り。第二章「槎に乗り風を御し、仙窟を巡る」より本格的に登場。次の目的地を目指そうとしていた星穹列車の面々の前に突如ホログラムとして現れ、仙舟「羅浮」を目指せと語りかける。その理由は「羅浮内に星核がある」ということ。しかし、星核ハンターといえば銀河中で指名手配されている重要指名手配犯であることから、最初は乗り気ではなかったものの、その星核と星核ハンターは一切関わりがない、という旨の話をし、列車組を羅浮に呼び寄せる。その後、羅浮内にて列車組と初の戦闘となる。この時、特別な状態異常として支配(味方キャラが解除されない限り同士討ちをする)状態になるので注意。どうしても勝てなかったら均衡レベルを上げよう。
その後、カフカを捕獲しに来た符玄に大人しく捕まるという、味気ない別れとなる。…が、この後第二章2節「茸客の呦鳴、蟠る玉角の蛟までの攻略」にて、驚きの事実が判明する。
それは、符玄がカフカを尋問していたときのこと。窮観の陣の力を使ってカフカの考えていること、それらを見抜いたのだが、なんと本当に星核ハンターは無実であり、更にカフカは、「羅浮内に星核を持ち込んだ裏切り者がいる」ということを暴露する。これには符玄も流石に困惑。早急に景元と共に星核の位置を探り出し、切除するように行動を起こす。その間にカフカは主人公に今回の列車組を呼び寄せたその理由、そして、カフカが見据えたその未来を主人公に話す。それは、いずれ、どのような形であれど、壊滅の運命を歩む星神「ナヌーク」と戦うことになりうるという衝撃的な予言を残し、また、戦いに備え、この一件で列車組を羅浮を救った英雄にし、羅浮と協力関係を結ぶというものだった。そして主人公への目的を達成したカフカは窮観の陣の上から刃に守られる形で飛び降りていった。
そして波月古海で刃と共に丹恒を待ち、言霊で刃の力を解放させ、丹恒の中に眠る丹楓を呼び覚まし、鱗淵境の封印を解かせる事に成功する。
かくして羅浮の危機は去り、カフカと刃は羅浮を去った。
これ以降の動向は現在のところ不明。
余談
最初にお試しで扱えるチュートリアルキャラクターで、さらに開拓者に名前を付けて目覚めさせるため、一部ではママと呼ばれることもある。
公式もお気に入りのキャラなのか、敵として出て来るときにのみ見られる特殊な攻撃モーションが存在する。
必殺技発動時の「Bang!」が人気を博しており、公式も把握しているのか、Ver.1.2の予告番組にてカフカ本人によるファンサービスが行われた。
なお、こちらのボイスであるが、日本語はクローズドβ版とはイントネーションが異なっており、若干違う。また、中国語版においては日本語と同じ「Bang!」であるが発音が違う。さらに、英語版と韓国語版においては「Boom!」・「펑!」(発声はパ!に近い)が用いられている。
本編を進めていくと、仙舟のとあるシーンで彼女の貴重なメイクなしの素顔が見られる。その顔をよく見ると赤いアイラインが消え、今までがカラコン(?)だったのか理由は定かではないが境界がはっきりとしていなかった瞳がはっきりと見られる。この素顔が見られるのは今のところムービーの中だけであり、キャラが実装されてもメイクなし差分は実装されていない。
キャラクターPVの一部及びアレンジに使われている曲は、ヴィヴァルディの『四季』より「冬」の第一楽章。『四季』はその名の示す通り、春から冬にかけてそれぞれ曲があり、春~秋はゆったりとした曲調だが、冬からは一変。激しく吹き荒れる吹雪のような曲調になる。演出も相まってカフカの強者感を醸し出している。
また、アレンジの中には同じくヴィヴァルディの四季より「夏」の第三楽章も使用されている。(PVの1分18秒頃)
こちらも四季の中では冬の第一楽章に並んで激しく、かつ最もソロヴァイオリンが高難度であることが知られている。
こちらは夏に轟く雷鳴をモチーフとしており、吹き荒れる吹雪と合わせてカフカの冷徹さ、そして鮮烈な生き様を物語っている。
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