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飯落の提言の編集履歴

2024-02-03 21:41:04 バージョン

飯落の提言

めしおちのていげん

飯落の提言とは、怪奇創作サイトSCP_Foundationに登場する異常存在の1つである。

説明

SCP-001-JPは一壁掛け式の時計である。

元は最も近くにいるヒトの心拍数と同期する時計としてAnomalousアイテムとして登録されていたが、サイト管理官である平林管理官がサイト8181の管理官室に設置することになった。(Anoalousアイテムとはいえそんなことしていいのか?)だが、これが原因でscp‐001‐Jpの真の異常性が見つかることになる。























アイテム番号: SCP-001-JP


オブジェクトクラス:Anomalous→Keter→Apollyon


特別収容プロトコル: SCP-001-JPは現在サイト-8181管理官室の壁に存在します。


SCP-001-JPは現在基底現実に進行中のKクラスシナリオの主原因であると考えられます。よって収容は本質的には無意味であり、SCP-001-JPの影響外である平林管理官には現状の解決が求められます。


scp-001-jpの収容は不可能です。


説明: SCP-001-JPは█████社製のアナログ式壁掛け時計と推測されます。数字や目盛りの表記はありません。分解の試みはオブジェクトの破壊耐性により失敗しています。


SCP-001-JPの秒針は最も近くにいるヒトの心拍数と同期した運針を行います。1周にかかる時間は変わらないため時刻のずれは発生せず、短針、長針に影響はありません。この挙動は電池を取り外した状態でも行われます。

説明: SCP-001-JPは█████社製のアナログ式壁掛け時計と推測されます。数字や目盛りの表記はありません。分解の試みはオブジェクトの破壊耐性により失敗しています。



実験により他に異常性が確認されなかったことから1、当初SCP-001-JPはAnomalous分類され、サイト管理官の希望によりサイト-8181管理官室に設置されることとなりました2。しかし、2019/03/31 23:50に発生した事案により新たな異常性が発見され、緊急性の高い事案であるとしてSCP-001-JPのナンバーが割り振られました。このナンバリングは平林管理官による独断であり、仮のものであることに留意してください。


2019/03/31 23:50、心拍がSCP-001-JPと連動していたヒトおよびその周辺3を除く一定の範囲 地球上 観測可能な全域の存在及び非存在が全て静止しました4。状況からSCP-001-JPの新たな異常性が原因であると考えられますが、詳細は調査中です。不明です。




注記:あなたはこの報告書の旧版を閲覧しています。最新版を閲覧するにはこちらをクリックしてください











書いてある通りscp-001-jpは一番近くにいる人の心拍数と同期する時計だがそれ以外にも一番近くにいる人の心拍数が止まると時間が止まってしまうという恐ろしい能力があった。




だが、気づいているかもしれないが、scp‐001‐JpのオブジェクトクラスはApollyon(Apollyonとは収容不能で、世界の終焉が回避できないことを表すオブジェクトクラス)でありすでにKクラスシナリオが発生している状態。それなのに何故この報告書を読めているのだろうか?






それは上に書いてあった通り、この報告書は旧版であるからだ。最新版の報告書にはこう書かれている






















アイテム番号: SCP-001-JP


オブジェクトクラス: Anomalous→Keter→Apollyon→Thaumiel


特別収容プロトコル: SCP-001-JPはサイト-8101地下にある500×500×30mの特別収容室に、低危険物収容ロッカーに入れた状態で保管されます。収容室内への立ち入りはO5評議会の承認が必要です。


特別収容室内には発電機、ブライト=ザーションヒト科複製機(BZHR)、クラスA〜Eの記憶処理剤、心停止を誘発する薬物、その他プロトコル・ヴェルダンディ遂行のために必要な設備全てが使用可能な状態で設置されます。


特別収容室内のデータベースには、現実性(Hm値)学、神学、生物学、物理学、その他財団の把握している異常存在への対処法となりうる情報全てが保管されます。


特別収容室内には、ベリリウム銅、テレキル合金、純水、塩酸、その他複数の金属・合金・化合物が保管されます。


特別収容室内の点検及び設備のメンテナンスは週に1度選抜職員により行われます。メンテナンス終了後、メンテナンスの関係者にはクラスA記憶処理を行います。

説明: SCP-001-JPは█████社製のアナログ式壁掛け時計です。数字や目盛りの表記はありません。分解の試みはオブジェクトの破壊耐性により失敗しています。


SCP-001-JPの秒針は最も近くにいるヒトの心拍数と同期した運針を行います。1周にかかる時間は変わらないため時刻のずれは発生せず、短針、長針に影響はありません。この挙動は電池を取り外した状態でも行われます。


SCP-001-JPと心拍が連動していたヒト(以降“SCP-001-JP-A”)に心停止が発生した場合、SCP-001-JP-Aの心機能の回復とともに、SCP-001-JPを設置した室内を除く基底現実上の存在及び非存在が全て静止します。例外として、SCP-001-JP-Aを除くヒトは壁面内部に存在していても静止します。


SCP-001-JP-Aは静止している物質を移動させることが可能ですが、移動させるには直接力を加える必要があります。そのため、家電製品や生命等のSCP-001-JPが直接供給できないエネルギーを前提としたものを作動させることはできません。また、影響範囲内の物質であっても、SCP-001-JP-Aが摂食等で栄養分として体内に取り込むことで影響範囲外になります。これはSCP-001-JP-Aから分裂した全ての細胞は同様に影響範囲外になるためで、ブライト=ザーションヒト科複製機(BZHR)等によるSCP-001-JP-Aの複製体も同様にSCP-001-JPの影響範囲外となります。


SCP-001-JPによる基底現実の静止は、動体の心拍の恒久的停止により終了します。そのため、不死者などこの条件を満たすことが出来ないヒトが動体となることはTKクラス-世界静止シナリオを誘発します。


SCP-001-JPは発見当初「ヒトの心拍数と連動する秒針を持つ時計」としてAnomalous分類され、サイト管理官の希望によりサイト-8181管理官室に設置されることとなりました。しかし、2019/03/31 23:50にサイト-8181管理官室で発見された平林サイト管理官の死体とコンピュータ内に残されたログからオブジェクトへの再調査が行われました。SCP-001-JPによる基底現実の静止が発生した原因は平林サイト管理官の急性心不全と推測されます。


その後財団忠誠度の高い職員による追加実験によって異常性の詳細が判明したため、それをもとに報告書の作成とプロトコル・ヴェルダンディの作成が行われ、オブジェクトは001-JPエントリに登録されました。



最新版の報告書にはオブジェクトクラスはThumiel。つまりはKクラスシナリオを阻止するために使う財団の最終兵器である。どうやってこのscpを使ってKクラスシナリオを回避する方法がプロトコル・ヴェルダンディである



プロトコル・ヴェルダンディを遂行できる職員の条件は


―家庭を持たず、両親を亡くしている。

  • 財団に5年以上勤務している。
  • 降格処分・謹慎処分を受けたことがない。
  • 財団の保有する技術・機器に対する充分な知識がある。
  • 直近の財団忠誠度テストで高得点を記録している。
  • 異常性を持たない。

などの厳しい条件をクリアしたもののみが遂行できる。


その方法とは



サイト-8101地下室に入り、SCP-001-JPを壁面に設置し、ロッカーに保管されている薬物を自身に注射し、心停止を誘発する。

基底現実の静止を確認したら、特別収容室内に存在する物資及び資料の全てを用いて、K-クラスシナリオの回避を試みる。人員が不足している場合または自身が寿命を迎えた場合、BZHRへ皮膚膜を入れ、自身を複製する。以下は一例。


  • AK-クラス:世界終焉シナリオへの対処: 化合物ENUI-5の全世界散布、またそれに類するミームエー

ジェントの作成。

  • CK-クラス:再構築シナリオへの対処: シャンク/アナスタサコス恒常時間溝を始めとする空間に影響を与える技術による現実の“再構築”。
  • SK-クラス:支配シフトシナリオへの対処: 静止中に全ての新支配種を終了する。
  • XK-クラス:世界終焉シナリオへの対処: 原因となる要因の破壊等での解決。

3. K-クラスシナリオの回避に成功した場合自殺する。これはBZHRによる複製体も含む。



書いてある通り、このオブジェクトによって世界を救う方法は、一人の職員が止まった時間のなかでKクラスシナリオを回避するために活動する。だからこそプロトコル・ヴェルダンディの条件が厳しいのはそのためである






































自身が死ぬことが確定していても、世界のため暗闇の中1人戦い続けることができる職員など限られている。平林管理官の最期はそれを証明したといえる。諦める事は、普通のことだ。


だが、限られていても確かに存在はするのだ。そして、選出された職員たちはそうであると信じている。


これから任務に就く全ての職員に向け、管理者の言葉を引用する。


「人類が健全で正常な世界で生きていけるように、他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない」


暗闇の中で死ぬまで戦い続けよ。我々に諦める事は許されない。

-O5-1







極夜灯*

この提言を根幹とするカノン「極夜灯」についても触れておく。

提言の著者であるmeshiochislash氏が中心となって誕生したこのカノンでは、プロトコル・ヴェルダンディを遂行する職員に焦点を当てる。

自分以外の全てが静止した暗闇の中で世界を救うべく奮闘し、誰にも知られることなく犠牲となる職員と、そんな荒業を実現させる時計を通して、「暗闇の中の自己犠牲」と財団の理念について描いた作品

が集まっている。





切り札は世界を闇に隠します。また、そこでただ一人だけ灯を持ち、世界を救った無名の職員の功績も。

しかしその灯は、最後には消えるとはいえ、誰にも見られないとはいえ、たしかに灯っていたのです。







関連タグ

SCP-001 SCP-JP

Kクラスシナリオ

SCP SCP_Foundation

時計 時間停止

CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-001-JP - 時刻

by meshiochislash

飯落ちの提言

極夜灯

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