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イングラム(TNG)の編集履歴

2024-02-14 23:50:08 バージョン

イングラム(TNG)

ねくすとじぇねれーしょんばんいんぐらむ

イングラム(TNG)とは、 実写映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー』に登場するレイバーである。

概要


姿形こそ変わっているが、かつてその名を馳せた「AV-98イングラム」。第二小隊に一号機と二号機が配備されている。(三号機は回想にて登場)


方舟事件から3年後冒頭の時点で第一線を退きデータ収集機として活躍していたのだが、

  • 後継機のヴァリアントが全機破壊される
  • バビロンプロジェクトの停止
  • レイバー技術の衰退とそれによるレイバー犯罪の減少
  • レイバーの高い維持費と整備費

などの原因が重なり、特車二課に出戻ってきたのだが、既に旧式と化しており(そもそも、新型のレイバーというものがほぼ存在していないが)、保障などのメーカーサポートも終了しており、部品の調達もままならない。

そのため、シゲ率いる整備班が改修に改修を重ねてなんとか稼働出来る状態を維持している。

ただ、動くには動くのだが、稼働時間は非常に短く(第0話のシゲ曰く「動くよ?五分だけなら」)、動いたらどこかしらの部品が壊れるという恐ろしいことが起きている。

当然、かつてのように格闘戦など出来るはずもなく、歩いたり銃を撃つのがやっとというありさまであり(段差の上り下りも一苦労、膝立ち姿勢になると膝関節が壊れるなど)、劇中ではほぼ移動砲台のような扱いだった。


外見こそほぼ一緒にはみえるが、頭部のフェイスガードの追加、パトライトが円盤型、肩アーマーと防御用のシールドに番号やマーキングがなされていなかったり 腰周りやナンバープレート、脚部の形状が大きく異なる。また、以前と異なり一号機と二号機の外見の違いはなくなっている。


本編中では「98式AV」などと呼ばれ、「イングラム」という名が一度も呼ばれていなかった


装備

※武装は特に変更されていないが、上記の通り機体の状態が極めて悪いため大半が使用不可能


毎度おなじみ、専用の六連発回転式拳銃。

弾頭は主に散弾を使用している。

現状のイングラムがまともに使える唯一の武装

なお、ライアットガンは登場していない。


  • スタンスティック

こちらもおなじみ、専用の電磁警棒。

本編未使用(そもそも、格闘戦が出来る状態ではない)。


  • シールド

防御用のシールド。電磁警棒用マウントが装備されている。

しかし本編では付けているだけの存在。


  • ウインチ

レイバーの自重を支える特殊鋼のワイヤー。腰部に装備されている。

やはりこちらも使用していない、というか多分出来ない。




何故、デザインが変更されたのか?


TNGパトレイバーの監督である押井守は『撮影のために実物大の全身モデルを製作して欲しい』と頼んでおり、デザインを変更した理由は『アニメに登場したデザインでそのまま実物大の全身モデルに起こしたとしても【でっかいプラモ】にしか見えなくなってしまうから』都の事。


そのため、デザインは【実際に歩行移動ができるイングラム】というものを優先したものになっている。


コンセプトデザインは多くのアニメ実写化で、キャラクターリファインを行っているイラストレーター寺田克也氏。


氏の提示したデザインを叩き台に、押井と「ちまみれマイ・らぶ」で組んだA-Lineの橋本英樹氏によって、立体化を前提にアニメ版に寄せる形でさらにディテールアップされた。


立体物


バンダイから1/48スケールのプラスチックモデルとして販売。 関節部はラバーパーツではなくビニールが付属し、これをプラ関節部に被せる形でシーリングの再現をしているので浸食される恐怖はなくなった。


  • リボルバーカノンは格納状態と手持ち状態の二種類が付属し、スタンスティックも格納状態と展開状態の二種類が付属する(しかし、腰部のウインチは無可動)。

  • 胸部コクピットの展開ギミックがあり、操縦者のフィギュアも付属。

  • 可動範囲も良好で、腕部はリボルバーカノン取り出し用の伸縮ギミックがあり、大腿部はボールジョイントで脚はつま先も可動する。リボルバーカノンの両手持ちの構えや膝立ちでの構えも難なく決めることができる。


ちなみに

プラモのパッケージは、かつて販売された1/60スケール「98式AVイングラム」のものを意識したものになっている。


映画作品公開時は、実物大モデルを使用した【デッキアップイベント】なるものが行われていた。


関連タグ

TNGパトレイバー

イングラム(レイバー)

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