概要
ハーメルンで連載中の、「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの長編二次小説である。正式名称は、「機動戦士ガンダムSEED カガリの兄様奮闘記」
第1次連合・プラント大戦を描いた無印種編、空白の2年間にあたる日常編が完結。
現在、運命編が連載中である。
あらすじ
捨てられたアスハ家の子、「タケル・アマノ」。
しかし、戸籍上の血縁関係が消えたとしても、父と妹を愛する気持ちは変わらなかった。
これは、優秀だけれどちょっと卑屈で
芯はしっかりしているがどこか脆い
そんな危うい少年が必死に戦って国と家族を守る物語である。
登場人物
- タケル・アマノ
本作の主人公。
その正体は、カナード・パルスと同様に、ユーレン・ヒビキによって生み出された最高のコーディネイターの被験体。
出生の時期がキラ・ヤマトやカガリ・ユラ・アスハと近かった故にヤマト夫妻に預けられ、そこからウズミ・ナラ・アスハへとカガリと共に養子に出される。
しかし、その能力の高さから事情を知っていたウズミは、ブルーコスモスを恐れて護衛で固めるより彼自身に生き残る術を与えるため、タケルが10歳を迎えた時にオーブにおける軍門の名家「アマノ家」に引き取らせる。
だが、オーブ軍総括であった養父「ユウキ・アマノ」によって虐待紛いの教育を受け、持って備えていた能力を十分に開花させるも、生来の気質もあって卑屈で臆病に。また、共に育ってきたカガリから引き離されアマノ家へと養子に出されたことで捨てられたと思い、身内に対して捨てられる恐怖に極端に怯えるようになってしまった。
無印種編完結の時点で父達の想いを知り、自分の生まれを知っているため、少しだけ今の自身に誇りを持っている。
体つきは同年代より少々小柄。
髪の色は金と橙の中間の様な色合いで、瞳は群青。