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L0系の編集履歴

2024/02/16 02:00:16 版

編集者:aldac

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L0系

えるぜろけい

L0系とは、JR東海がリニア中央新幹線での営業運転を目指し開発したマグレブ式リニアモーターカー車両。

概要

JR東海が開業を目指している中央新幹線の車両。(超電導リニアモーターカー)。

先代試験車両MLX01をベースに、より営業用車両に近づけて製造された車両。

形式名は、リニアモーターカーの頭文字「L」に、0系新幹線と同じく初代車両を表す「L0系」(えるぜろけい)と命名された。LO系(えるおーけい)ではないので注意。

営業速度は505km/hを予定しているが、2015年4月21日に行われた試験走行では、鉄道世界最高速度である時速603km/hを記録ギネス世界記録に認定された。

高速時に浮上走行する関係から軽量化をしなければならず、台車に搭載された超電導電磁石から発せられる強力な電磁波を乗客に浴びせないように配慮する必要もあることから連接台車を採用している。

塗装は東海道新幹線と同じホワイトにブルーのラインだが、側面のブルーのラインは窓上に配置されている。(ガイドウェイで車体下半分が隠れるため)

開業時には16両編成で使用される予定。

車両

900番台

2012年に製造され、2013年6月より走行試験を開始。

先頭車はMLX01-901A号車をベースにした15mのノーズを持ち、先端部にヘッドライトや前方監視カメラがつく。

補助電源にガスタービンを搭載しているため、先頭車両を中心に排気ガスで車両が汚れやすい。

基本編成はL21形+L26形+L25形(4両)+L22形の7両編成だが、試験によって5両編成~12両編成に組み換えて使用される。

先頭車4両(L21形2両、L22形2両)と中間車10両(L26形2両、L25形8両)の14両が存在。

製造は日本車輌製造(中間車)と三菱重工業(先頭車)。

中間車両のうち、L25-904の1両は後述のL25-951と入れ替わる形で運用を離脱し、JR東海小牧研究施設に搬入され実験に使用されている。ニュース記事

なお、1/3の長さに切断されたMLX01と連結した状態で試験装置にのせられている。

車内

950番台

2020年に登場した改良形車両。8月17日より走行試験開始。

誘導集電の全面採用により、ガスタービン発電機を非搭載にした。

先頭形状のが若干変更されており、空気抵抗を減らしたほか、ヘッドライトと前方監視カメラが車両上部(新幹線車両のフロントガラス部分)に変更された。

さらに、塗装デザインも変更されている。

旅客設備では、大型の荷物棚やUSBコンセントなどを設置。

東京方先頭車1両(L22-951)と中間車1両(L25-951)が製造され、900番台車両と連結して使用される。

製作は先頭車が日立製作所、中間車が日本車両製造が担当。900番台の先頭車を担当した三菱重工は製造コストが見合わない事で撤退した。これにより日本国内での鉄道車両部門の復帰が断たれる事となった。

車内も先頭車と中間車では内装が若干異なる。

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