カリフォルニアから来た娘症候群
かるふぉるにあからきたむすめしょうこうぐん
これまで手伝わなかった親族が、高齢者の介護方針に口を出す状態
カリフォルニアから来た娘症候群とは、これまで介護を手伝わなかった親族が、死にゆく高齢患者のケアに口を出す状態を表す。
概要
遠方にいて疎遠であった者が介護の現場を垣間見た際、その状態を不適切と見下して、介護者や本人の意思・同意を無視した要望や提案を上げて、介護現場を荒らすことがある。
- 口は出すが手は出さない。
- 根拠なく「本人のため」と訴えて身勝手な要求をする。
- 「娘」となっているが、性別や血縁の関係性は問わない。
- 介護者や医療関係者の間で時間をかけて培われた合意に反して主張する。
「カリフォルニアから来た娘症候群」という言葉が生まれたのはアメリカ東部である。東部からみて遠方の西海岸カルフォルニア(先進地域と見做される遠い場所)の人物が訪れた際に、その介護現場を後進的と見下して身勝手な要求をする様がモデリングされている。