mypaint
まいぺいんと
概要
MyPaintとは、オープンソースで開発されているLinux、Windows、Mac OS X(MacPorts)に対応したクロスプラットフォームのペイントツール。
2011年10月にリリースされた1.0.0が最新版。
明確なマイルストーンを持たない緩やかなプロジェクトの為、次期バージョンのリリース時期、搭載される機能などは公表されない。ただしgit先端をビルドする事で開発中の機能を試すことができる。主な開発言語はPython。
Blenderのオープンムービープロジェクト第3弾,Sintelのアートディレクター David Revoy氏が同プロジェクトで使用。
特徴
水彩画や油彩画のようなアナログ風味に近い画風には向いている一方、マスク、選択範囲を限定しての編集機能が弱い、フィルタ機能が無いためレタッチツールやベクターグラフィックツールが得意とするようなデザインにはやや不向き。
ペンタブレットの筆圧検知に対応。
非常にシンプルなインターフェースを持ちながら、Painterに勝るとも劣らない多彩で再現性の高いブラシツールを持つが、キャンバスサイズを自由に設定できないなどの難点もある。
ネイティブな保存形式はOpenRaster(Open Raster Format, 拡張子.ora, 仕様)レイヤー構造が保存できるオープンなフォーマットである。中身は各レイヤーがpng形式でメタデータがxml形式。
png、連番png(レイヤー分離)、jpegでのエクスポートが可能。
GIMPにoraプラグインを導入することで相互のデータ交換が可能となる。ただし、事前にPython-Fuが使用可能になっている必要がある。(gimp2.8ではoraプラグイン、Pythonサポートが同梱済み)
なお、pixivの使用ツール一覧には同ソフトが無いため、MyPaintを利用していることを示す際にはタグに記載することになる。