概要
「デルタギア」と呼ばれるデバイス群の一種でデジタルビデオカメラを模している。
デルタドライバー、デルタフォンと併用することで使用者を仮面ライダーデルタに変身させる。
媒体によっては「銃の名前」として紹介された事がある。
形式番号はSB-333DV。
普段は「アタッチポイント」と呼ばれる側面の接合ポイント兼エネルギーハーネスによってデルタドライバーの右側にマウントされている。
外見
ベースカラーは灰色で上下部分が黒、デルタの装備品らしく白いラインが走っている。
いわゆるハンディカメラ然とした見た目だがサイズはデジカメとしては小振り。
操作パネルのカバーには「SMART BRAIN」のロゴ、その下にSB-333DVの番号がある。
運用方法
変身
デルタドライバーにセットしたデルタムーバーに、トリガーを押しながら「変身」と音声コード入力したデルタフォンを合体させることで仮面ライダーデルタへの変身が行われる。
これはデルタムーバーが変身のロック解除装置を兼ねているからである。
モード
- カメラモード
デルタムーバー単体の状態であり基本モード。
X線撮影・サーモグラフィ・暗視と言った、様々な撮影モードに対応した「ソルティックレンズ」を備えたデジタルビデオカメラ状態。撮影した動画や静止画といった記録データは「デジタルビューファインダー」で確認できる。
- ブラスターモード
レンズ反対側の接合部にデルタフォンを合体させた銃武器状態。変身後は図らずともこのモードになる(フォンがグリップ、ムーバーが銃身。メイン画像はこの状態)。
レンズからフォトンブラッド弾を打ち出し、ファインダーは高性能照準器として機能する。デルタフォンのトリガーを押しながら「ファイア」と入力するとバースト射撃が出来るようになる。
「3・8・2・1」と英語で入力するとジェットスライガーを召喚する。
- ポインターモード
ブラスターモード状態のデルタムーバーに、カードキー・ミッションメモリーを装填した状態。
ムーバー上部のソケットにミッションメモリーをセットして、銃身「ポイントシリンダー」が迫り出した必殺技準備状態であり、ここから「チェック」と入力するとエクシードチャージが行われ、シリンダーから強い拘束力を持つポイントマーカー光を照射。
動きを封じた相手に、ライダーキックを叩き込む「ルシファーズハンマー」が使用可能になる。
ポイントマーカー光には攻撃力は無いため、銃武器には珍しく銃撃必殺技は存在しないが、フォトンブラッドの光弾を連射可能で、ドラゴンオルフェノクに重傷を負わせる程度の威力がある。
商品化
DX版
「変身ベルト DXデルタドライバー」の内容品の1つとして2003年9月下旬に一般発売。
CSM版
「CSMデルタドライバー」の内容品の1つとしてプレミアムバンダイで2019年4月に予約開始。
余談
- 「ムーバー = Mover」は恐らく"デジタルカメラ → 動画(ムービー)を取る機材 → ムーバー"という理屈だと思われるが、本来の意味は「言い出しっぺ、発起人、引っ越し業者、行動を起こす人」くらい。
- ドラゴンオルフェノク戦ではポインターモードのまま銃撃しており、これは制作側のミス…と思われていたが、当時発売された超全集には「ポインターモードでも銃撃可能」な事が記されていた。
- 『仮面ライダーアウトサイダーズ』ではプロップの経年劣化からかポインターモードの際にミッションメモリーを入れても動かなかったので手動で動かしていた。
関連タグ
デルタギア デルタフォン デルタドライバー ルシファーズハンマー
- ドレイクゼクター:ほぼ同じ様な運用をするトンボ型メカ。
- バットショット:コウモリ型メカになるデジカメ。
- カメラモジュール:同じくカメラ型の装備だが、こちらは業務用サイズ。
- 詩島剛:この男、カメラマンで仮面ライダー!!
3号ライダー武器