概要
『逆転裁判2』第1話『失われた逆転』に登場。年齢30歳。身長174cm。
交番勤務の巡査で、須々木マコの先輩に当たる。彼女とは恋人関係にあったと噂されるが、マコは否定している。ただマコは町尾に、わざわざ誕生日プレゼントを贈っている辺り、いつも自分を手助けしてくれる先輩に、ある程度の敬意と感謝の念は持っていたと思われる。
野球と黄色が好きで、マコから誕生日プレゼントとして「特注品のバナナの様なグローブ」を贈られた。『逆転』キャラでは珍しく左利きである。名前の由来は、職業と掛けて「町を守る」から。
『わんぱく公園』の高台で何者かに突き飛ばされ、全身を強打した上、首を骨折して死亡してしまう。その上、右手で砂に「鈴木」と書いた跡が確認されている。不幸にも事件があった9月6日は、自身の誕生日でもあった。
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ネタバレ
彼を突き飛ばして殺害した真犯人は、警察が追っている、詐欺グループの一員の諸平野貴雅である。
諸平野は『わんぱく公園』で携帯電話を落としてしまい、偶然、電話を拾ったマコから携帯を返して貰おうとするが、彼女はその時、警官の制服を着た町尾と一緒におり、「登録されている番号を調べられているのではないか」と焦り、町尾を高台から突き飛ばした。
彼自身は警官としては、至って誠実な人物であり、純粋な心の持ち主のマコからも慕われている所からも、人柄の良さが窺える。人物ファイルでの凛々しい顔つきからも、素行の問題があったとは思えない。
もしも登場人物に、何らかの落ち度があったとすれば、それを明確化する、もしくは示唆する描写や説明を、作中は当然として、関連書籍や開発者コメントにも、高確率で挿入するのが『逆転』シリーズの持ち味である。それらでも「町尾の人間性や素行に問題があった」との描写や発言は一切、見受けられない。
早い話が、一目で警官と解る服装と、諸平野の迂闊にも程がある、勘違いと暴走のせいで殺された哀れな人である。『逆転裁判ファンブック』では「マコよりも、彼の方が不幸だった」とすら語られていた。『逆転』シリーズ全体でも「主要人物以外で、特に不幸な被害者」としては、『3』の呑田菊三と並んで、よく名前が挙げられている。