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CV:芳根京子

概要

本名は「ミーナ・フォーゲル」

ドイツ出身の19歳の女性で、『世界的歌姫』と称されるアーティスト。

身内にはドイツ系の祖母がおり、彼女からお守りとして紋章が象られた縦笛を譲られている。

※ノベライズによると、ミーナは幼い頃から祖母に歌を教わっていたようで、アーティストになった現在でも、祖母が一番の理解者であるように描かれている。

物語中では、自身の初となるワールドツアーの真っ最中で世界を飛び回っている。

公演のために来日しており、スネ夫もチケットを入手するくらいに日本でも知名度が高い模様。

物語の終盤では、間接的に「ファーレの殿堂」に端を発する物語に関わる事になる。

此処から先は、映画本編における重大なネタバレを含む為、観覧の際は自己責任でお願いします。

物語終盤にて、ミーナはミッカと血縁関係があり、ミッカの妹の子孫である事が判明する。

事の発端は4万年前に遡る。

生まれ故郷が滅んでしまい、避難船であるファーレの殿堂にいたムシーカ人の人口は数えるほどに減少してしまっていた。

このままではムシーカの種が途絶える事を危惧した避難民達は、一番若い夫婦の間に生まれた双子の女の子の内、姉のミッカをコールドスリープさせて、妹の方を文明を築き始めたばかりの地球へ脱出ポットへ乗せて送る事となった(物語冒頭の4万年前の時間軸で、ドイツに落ちてきた謎の物体から出現した赤ん坊が彼女である)。

現地住民の集落で育てられる事になった妹は己の素性を知らずにいたが、物心ついた頃から唯一の縁である笛でファーレを奏で続けていた。やがて、赤ん坊の頃に保護してくれた少年とファーレを通じて心を通わせるようになり、夫婦となって幸せな人生を歩んだ。以降、彼女の所持していたムシーカの笛は、その血脈に代々受け継がれる形で大切に保管されていた。

ファーレの殿堂を完全に復活させるために、ムシーカの笛を入手する必要があったミッカは、コンサートホールの控室にいたミーナと初めて対面する事となる。

ミーナは、ミッカの特徴的な髪色が自分の髪色の一部と同じ事に気付き、「縦笛を借りたい」と切に願う少女に何かを感じ取ったのか、大切なお守りである縦笛をミッカに快く貸し出した。

エンドロールでは、飛行機で移動中のミーナの描写があり、傍らに縦笛もあった事から、ミッカから無事に返却された事が分かる。