――これはゲームであって、そして現実だ。川原礫完全新作!
ストーリー
「お兄ちゃん、ここは現実だよ!」
雪花小学校6年1組の芦原佑馬は、VRMMORPG《アクチュアル・マジック》のプレイ中、ゲームと現実が融合した《新世界》に足を踏み入れる。
事態が飲み込めず混乱する佑馬の前に現れたのは、クラス一の美少女・綿巻すみかだった。だが彼女の容姿は悲劇的なほどに変貌していた。それはゲームの『モンスター』としか思えないもので……。
「――これはゲームであって、そして現実だ」
VR(仮想現実)、AR(拡張現実)に続く、川原礫最新作の舞台は、MR(複合現実)&デスゲーム!
主な登場人物
本作の主人公で11歳の少年。
のぞみ市立雪花小学校の6年1組に在籍し、親しい友人からは「ユウ」と呼ばれている。
ユウマの双子の妹。あだ名は「サワ」。
MMOゲームのコアゲーマーで《AM》においても冷静な判断で兄達をサポートする。
ユウマの親友。あだ名は「コンケン」。
自分よりも友達のために本気になれる性格で、ユウマたちパーティーの中では明るいムードメーカー的な存在。
サワの親友で、ユウマとは家が隣同士の幼馴染。
あだ名は「ナギ」。おっとりしており、誰にでも優しくできる性格の持ち主。
大手出版社のファッション雑誌でモデルをしている生徒。
ユウマのクラスメイトで学校内男子の憧れの的。
クラス委員。ユウマは「ガモ」と呼ぶが、本人は「ルキ」というあだ名を好む。
サッカークラブのキャプテンで、クラス内ヒエラルキーの頂点に君臨する。
クラス内女子のヒエラルキーの上位に立つ少女。
須鴨とよく一緒に行動しているが、付き合っているわけではないらしい。
須鴨と同じサッカークラブ所属で、須鴨の取り巻きの一人。
裏では須鴨たちにいじめられているという噂もあるのだが……。