概要
ゲーム「WIZARDRY」シリーズで登場するモンスター。語源はおそらく「グレイトな悪魔」と思われる。
あるいは単純に下位種(Lesser)に対する上位種(Greater)の悪魔。
マダルトを始めとした高レベルの呪文を次々と唱えるため、生半可なレベルのパーティではあっという間に全滅させられる。(シリーズによっては最強呪文のティルトウェイトを使う事も)
通常攻撃はパーティーをマヒさせたり、毒に侵す効果あり。パーティの魔法は高確率(95%)で無効化。
HPや防御力も高く、かなりやっかいな強敵である。
そして何よりの特徴は「仲間を呼ぶ(最大8匹まで)」ことであり、これにより延々と呼びつけさせては倒していく無限増殖技が存在する。この手の仲間を呼ぶ敵は他にもいるが、経験値の効率からいけばトップクラスである。
ただ、前述したように基本能力が高いため、前衛が充分なレベルと装備を持っている事が大前提。
さらに呪文攻撃がかなりやっかいなので、通常は魔法使いのマハマンで呪文を封じてからというのが常套手段である。同じ沈黙呪文のモンティノの場合、成功率は低い上に新たに呼んだ敵は沈黙していない状態で現れるなど、ほとんど使えない。
マハマンの場合、最初に一回「沈黙させる」を選択すれば、以降その戦闘におけるすべての敵(新たに呼んだのも含めて)が沈黙することになる。
マハマンを唱えると1レベル下がるが、1レベル下がっても余りある莫大な経験値(とゴールド)を得ることが出来る。ただし、通常攻撃のマヒだけは避けられないので、出来る限り僧侶系のディアルコ、マディを唱えるキャラを用意したほうが、なお効率的となる
マハマンを唱えず無限増殖しないで普通に倒そうとすると、かなり厄介な相手で、出現数によってはラスボスワードナより苦労することになる。
ちなみに無限増殖の作業中は、本当にボタンを押すだけ(麻痺した際に解除するくらい)になるので、稀に操作を誤って「にげる」を選択したり、いわゆる「猫リセット」の危険もあり、調子に乗って狩りまくってこれらが原因ですべてがパーになった経験のある人間は山ほどいる。それほど出会うのに苦労する敵でも無いので、100匹くらい狩った所で城に戻ることを勧める。