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踏み絵の編集履歴2024/06/09 19:25:06 版
編集者:アライズ
編集内容:踏み絵が有効だった理由について追記

概要

江戸時代に、その者がキリスト教徒であるかを調べるために踏ませた、キリスト聖母マリアを描いた絵(正確には木板もしくは金属板)のこと。また、その絵を踏むこと。「踏絵」や「絵踏」とも表記する。

本来は踏ませる絵の側を「踏み絵(踏絵)」、絵を踏む・踏ませる行為を「絵踏み(絵踏)」と呼んでいたが、現在では「踏み絵」で一括りにされるのが通例である。

禁教令の下で潜伏していたキリシタンを炙り出し、処罰するために発明された手法だったが、キリシタンが内面の信仰をこそ重んじる解釈に切り替えて踏み絵を躊躇なく踏みつけるようになったため効果は薄れていった。

最終的には開国に伴って廃止された。

ちなみに実際のキリスト教では偶像崇拝は禁止されており、彫像や絵画はあくまでもイメージを共有するためのシンボルでしかないという立場であるため、絵に敬意を払わず踏みつけるのは信徒として正しい態度である。

のだが実際のところ、相応に有効だったのは理由がある。

日本に持ち込まれたカトリックは信仰にキリストや聖人の像・絵画を用いる伝統があり、それに伴い現物を神聖視する風習があったのだ。

(より詳細を知りたいのであれば、2024年に流行したネットミームである踏めば助かるのにも参考のこと)

転じて、その人の主義主張立場試すためのもののことを指して「踏み絵」と言う事もある。

本来は「信仰心無い」ことを証明するためのものだったが、慣用的な意味では「忠誠心覚悟ある」ことを示すためのものに変わっている。

なおpixiv上では、こちらを踏みつけてきているようなイラストにもタグが付けられている。

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編集者:アライズ
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