声劇

せいげきまたはこえげき

主に声のみで演じられる劇。ボイスドラマも含む。

概要

声劇とは、映像がなく、主に台詞や効果音など音声のみで構成される劇（ドラマ）を指す。

声劇に当たるものは下記を参照。

オーディオドラマ：映像がなく、台詞・効果音・音楽で構成されるドラマのこと。現在のようにネット上で配信される以前には、カセットブックやドラマCDなど多種多様な媒体で制作されていた。
- サウンドドラマ：オーディオドラマの別名。
ラジオドラマ：ラジオで放送されるオーディオドラマのこと。名称としてはラジオドラマが先に生まれている。
- 放送劇（ほうそうげき）：ラジオドラマの別名。
ボイスドラマ：元々は音系同人の音声作品や、ネット声優の関連メディアを指す名称だったが、現在はネット上で配信されるオーディオドラマ全般に用いられている。

観客を前にして演じる朗読劇も、広義では声劇と見なすことができる。

インターネットが一般に普及し始めた1995年頃に、オンラインの音声通話を利用した声だけの芝居をする遊びとして誕生する。

当時はメッセンジャーのボイスチャットなどを通じてリアルタイムで台本を読み、その場の参加者たちで台詞のかけ合いが中心のドラマを作り上げていた。

アマチュア・セミプロ問わず初心者でも参加が可能で、デジタル化の加速とともに急増した需要に合わせ、声劇用の台本検索サイトや投稿サイトも作られた。

次第に音楽アプリや配信サービスなどを活用し、BGMや効果音がつけられ、ネット配信されるオーディオドラマに近い手法になっていく。

現在の声劇はボイスドラマと同じく、広義での『声で演じる劇』と解釈されている。

Pixiv内では主にボイスドラマなどのフリー台本に用いられる。