概要
本来の意味では紙の透かしのことを指すが、近年ではテレビ番組等において海賊版対策として入る半透明のロゴのことを指すことがもっぱらである。
テレビにおけるウォーターマーク
ウォーターマークと言われてピンと来なくても「テレビ番組の画面右上にでてる局のロゴとかのマーク」と言えば何のことかわかる人も多いだろう。これが入れられる目的は前述の通りの海賊版対策・著作権保護で無断転載などがあった場合に即座に判明させることができるからである。なおCM中は原則として消去される。
(当然だが)ウォーターマークは局ごとに異なり、サイズ・形状なども様々である。それらを集めて見比べて喜ぶ人もいるらしい。(執筆者もその一人である)
番組によっては局のウォーターマークとは別に番組ロゴをウォーターマークとして表示するケースも存在する。珍しい例としてはSMAP×SMAPにおいて名物コーナーである「BISTROSMAP」の放送時のみ同コーナーのロゴをウォーターマークとして表示した例があった。
放送におけるウォーターマークの歴史
CS放送においては90年代の黎明期からウォーターマークが入れられており、BS放送では1998年8月にNHK-BSが導入し、その後BS民放も順次導入。
2003年の地上デジタル放送開始以降は地上波各局に導入され現在に至る。
配信映像におけるウォーターマーク
TV番組のように、アニメ等の公式配信映像においてもウォーターマークが表示される例がある。
制作会社のロゴのほか、作品のロゴが表示されるケースもある。
イラストにおけるウォーターマーク
2022年下半期から物議を醸しているAIイラストに使用されないよう対策としてイラストにウォーターマークを載せる方法もあったが、2023年1月下旬にAIで画像のウォーターマークを無料で削除できるツールの登場により再び物議を醸している。
外部リンク
各局のウォーターマークのまとめ※2009年2月時点の情報のため、2024年時点ではデザインや事情が変わっている局があることに注意。