ゲームシステム
最大の特徴は特殊なジャンプとへばり付く動作で、コントローラーを右スティックを倒して方向を指定し、LR等のトリガーボタンを押すことでジャンプする。そのまま壁や天井に張り付き、障害物を乗り越えたり縦穴をジグザグに登ってゆく。
ゲームが進むにつれ新たなアクションが増え、空中に停滞し、そこからさらに方向を指定して二段ジャンプも可能。しかし時間制限のあるギミックも増え、また基本的に失敗=即死のため、難易度はかなり高い。
しかしセーブポイントはマメに更新されるため、すぐにリトライが可能。何度も失敗しながら操作に慣れ、1つずつギミックを攻略してゆく、いわゆる「死にゲー」である。
ストーリー
暗く巨大な地下施設の一室で、ひとつの命が目を覚ます。
それは1匹の小さなスライムで、どこからか聞こえてくる声に「MO」と名付けられ、声の主を助けるために施設からの脱出を目指す。
施設内はゾンビと化した人間や異形の亜人が跋扈する危険地帯だった。さらに、壊れたまま動き続ける設備や猛毒の植物が自然の罠として彼らの行く手を阻む。
それらの困難を乗り越えていくうちに、「MO」は次々と新たな力に目覚め、声の主は徐々に記憶を取り戻していく。しかし……
登場キャラクター
MO
本作の主人公。正体不明の翡翠色のスライムで、ジェル状ではなく「ドラゴンクエスト」に出てくるような丸みを帯びた形をしている。謎の声の呼び掛けによって地下のカプセルから目覚め、声の主の下にたどり着くため施設からの脱出を試みる。
直径70cm程度の身体に2つの目と角、額の黄色い紋様が特徴で、けなげに跳ねたり身体を震わせたりする姿はカワイイの一言。しかし物語が進むにつれて新しい能力に目覚め、ゾンビの頭に取り憑いて操り、その頭をもぎ取りながら飛び跳ねるなど、次第にエゲツない動きをするようになる。また、大型の機動兵器を苦もなく動かすなど、膨大なエネルギーをその身に宿している模様。
声の主(仮称)
どこからかMOに語りかけてくる存在。幽閉されているらしく、呼びかけが届いた存在のMOに助けを求め、彼(彼女?)を己の下へ導くため案内する。声色から女性と思われ、施設の構造にも詳しいが記憶に欠落が多く、自分の名前さえ覚えていない。
ディラン
施設内のモニターから目のような紋様を映し、MOを監視する謎の存在。MOと声の主を会わせたくないようで、モニターに文字を映し出して警告している。