概要
『鳴潮』の登場人物。身長約30cmの子犬のような容姿で、右眼はオレンジ、左眼は青のオッドアイで、額と瞳に音痕が有る。普段は主人公の右手の音痕の中に宿って眠り、初めて目覚めてからは主人公の呼びかけに応じて姿を表す。宙に浮き、人の言葉を話し、1人称は「我」。また姿を表す時は大喰らいかつグルメ。
名付け親は主人公で、名無しは嫌だと、カッコいい名前じゃないと駄目だと駄々をこねる姿を見て虻みたいにうるさいからと付け、響き的に案外悪くないと「アブ」と名乗るようになる。
一見無気力な性格のように見えるが潜在能力は未知数であり、第一章第六幕にて、今州の危機を救うために鳴式と残像の兵団と戦った際、鳴式の自爆攻撃を止めるために姿を現し、爆発エネルギーを全て丸呑みにする。
主人公同様に過去の記憶が無く、何故主人公の音痕に宿ったのか本人も分かっていないが、主人公と共に居る運命であるのを本能的に感じ取っており、主人公の旅に同伴する。