概要
2016年2月19日放送「雪だるまは忘れない」に登場。
これに雪玉をセットしてスイッチで操作すると、自動で遠くに投げる。ただし、機械は壊れやすく、雪玉に当たっただけで壊れてしまう。
ストーリー
雪が積もって、空き地で雪だるまを作って遊ぶドラえもんとのび太。そこへジャイアンとスネ夫が雪玉クロスボウを使って、2人に雪玉をぶつけてきた。
ドラえもんは自動で雪玉を発射するスノーピッチャーを取り出し、のび太が雪玉を作り、ドラえもんがスノーピッチャーで雪玉を発射し、反撃開始。最終的にはのび太が雪玉作りに疲れた隙を突いたジャイアンの雪玉クロスボウでスノーピッチャーは破壊され、スネ夫はダメ押しに雪だるまの帽子でもある赤いバケツを撃ち落とした。こうして、雪合戦はジャイアンとスネ夫の勝利に終わり、2人は空き地を後にするのだった。
のび太はバケツを付け直すと「壊されたら嫌だ」という思いもあって、雪だるまを家に持ち帰ることにし、ドラえもんがロボットのもとを雪だるまの背中に埋めると雪だるまに手足が生えて、歩きだした。横断歩道にて、先生に「横断歩道の前に雪だるまを作るなんて邪魔だ」と叱られるものび太は「歩くから大丈夫」と返答し、先生は歩く雪だるまに仰天するのだった。
雪だるまは途中で何故かジャイアンの家に足を運び、ムクを驚かせるもドラえもんとのび太に止められ、野比家の庭に到着。ママがのび太を気遣い、青いマフラーをかけようとすると雪だるまはママからマフラーを取り上げると自分の首にまいてしまう。さらにママがみかんを食べ始めるとみかんの1つを横取りし、自分の鼻につけてしまった。
ドラえもんはロボットのもとを調べてみるも異常はなく、雪のほうに原因があると考え、水ビデオで雪だるまの記憶を調べることにした。この雪だるまの歴史は2000年ぐらいの弥生時代から始まり、どの時代でも雪だるまを作る子供がいた。やがて、例の雪だるまと同じ姿をした雪だるまが映し出され、それは幼少時のジャイアンが作ったことが判明した。雪だるまが剛田家に向かったり、青いマフラーやみかんに反応したのもそのためだったのだ。そこでのび太はジャイアンと雪だるまを再会させることにする。
しずかとスネ夫も立ち会い、のび太はジャイアンを驚かせるために目隠しをして、野比家に連れてくる。目隠しを取ったジャイアンは雪だるまのことを覚えていた為、ついに感動の再会を果たしたと思われたが雪だるまはジャイアンにハイジャンプキックを放ち、その後もジャイアンを何度もヒッププレスしていく。
ドラえもんたちは水ビデオで続きを見てみるとジャイアンが雪だるまを作ったのは柔道の練習相手とみかんを冷やすためであった。雪だるまはマフラーを何度も引っ張られた衝撃で横に転倒し、みかんもジャイアンに食べられ、追い打ちに頭部と身体も踏み潰されてしまった。この恨みから、ジャイアンに仕返ししたかったというのが真の真相だったのだ。
「かなり恨んでいたんだね…」「良い話だと思ったのに…」「ちっとも良くなかったね」「感動して損した」
ドラえもん、しずか、のび太、スネ夫がコメントする中、雪だるまは今度は足でジャイアンをグリグリしており、ジャイアンは助けを求めるのだった。