概要
アプリ版追加ダンジョン「追憶の迷宮」にて出会うことのできる男。名前はセイメイ等の陰陽師に由来する。
魔物「酒天」を倒すはずが逆に憑依され、皇帝に救われる形で仲間になる。唯一冥術を最初から使えるクラスであり、冥術研究所を開発していれば、鍛え方次第で最初からかなり冥術レベルの高い状態にてスタートできる。
追加クラスなので、仕様上年代経過で継承させることができず、皇帝継承には全滅などの敗北を必要とする。冥術研究所で予め皇帝の天術を消しておかなければ、継承しても冥術レベルが受け継がれないという難点もある。
vita版以降の移植では年代経過のランダム継承候補に現れるようになったので、多少使いやすくなった。
能力としてはやや素早い術士だが、冥術に必要なパラメータ「理力」が高いゆえ、冥術は得意なのだが、その他の術の威力が魔力の高さにしては低い。軽戦士と割り切って仲間にして、補助系統を目一杯使わせるといいだろう。専用アクセサリは精神耐性があるため、最初からロックブーケに魅了されない男性皇帝にすることもできる。応用次第でかなり活用の幅があるクラスだが、派手な強さがないため、その力を引き出せるかはプレイヤー次第。
ちなみに、術士としては珍しく全員が何かしらの閃き適正を持っている。尤も、仲間にできるのは中盤以降なので、こいつの閃きを必要とする場面はあまり無いだろうが。
なお、データ内には陰陽師を皇帝にしたら入手できたであろう「急々如律令」という没陣形が存在している。皇帝が中心に立ち、他の四人が斜め向きの菱形を作るような配置であり、全員のすばやさが1.25倍になる。
急々如律令とは中国漢代の公文書の末尾に使われた言葉で「急げ急げ律令の如く」、つまり法令に従い速やかに実行せよの意味。そこから転じて「悪魔は速やかに立ち去れ」と言った意味合いで陰陽道で使われる呪文となった。
派生作品
インペリアルサガエクリプスにおいては、セイメイが(出身世界は違えど)闇の術を扱う者としてロマサガ1のデスに謁見を願う形で登場。また、前作の時点からアザミをライバル視しているらしく、「あの全然忍んでない忍者ばかりが目立っている」と若干メタ的な愚痴をこぼしていた。
というのも、アザミはサービス開始一年目から最高レアの★5で実装され、メインでない時も様々なイベントに脇役として出演、水着等の衣装違いも多数実装されている人気キャラなのに対し、セイメイは四年目になってようやく★4として初登場であり、同じ「アプリ版以降の追加クラス」でありながら露骨な格差が存在している。まあ、美少女キャラが表に出がちなのはソシャゲ・ブラゲあるあるだし、「(一応バレンヌ帝国の家臣だが)特定の主人を持たない忍者」「あまり明確にキャラ付けされていない追加クラス」という立場が物語を作るのに便利なのだろうが…。
ちなみにキャラ性能で言えば四年の間にインフレ・最適化が進んでいるので、初期★5キャラであるアザミよりも四年目★4キャラのセイメイの方が使い所が多い(アザミも使えなくはないが汎用性で劣る)。さらに言えばセイメイは実装イベントで初登場の「地相」システムのチュートリアルキャラも兼ねており、意図的に強めに設定されている節がある。
その後もアザミには思うところがあるらしく、後のイベントでは「目立とうとすると顔に被さって外せなくなる狐面」を持たせている。またアザミの衣装違いが増えてしまったが…。