「それは、もともと若木だった。でも今は、お星さまなんだよ。
──そして名を、蓮ノ大三角と言う。」
概要
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに所属する102期生の3人のスクールアイドル(乙宗梢、夕霧綴理、藤島慈)が1年生時代(物語本編の1年前)に『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに輝く希望の星』として呼ばれていた通称。同時に「問題児」とも呼ばれていたとのこと。
蓮ノ大三角の3人が加入後のスクールアイドルクラブは、部長で2年生の大賀美沙知を加えた4人で、後の103期と同様に上級生と下級生による二人組のスリーズブーケ・DOLLCHESTRA・みらくらぱーく!の3ユニットが並行して活動していた。
102期生の3人が蓮ノ大三角と呼ばれていた過去はLink!Like!ラブライブ! 活動記録 第10話『ルリめぐ・ファンファーレ』Part 4にて藤島慈によって語られた。
綴理はいうまでもなく独特の感性かつマイペース、練習に遅れてきたり、梢は同級生と先輩に練習内容等で強く当たり、慈は自分をセンターにするように迫ったりと……。当時のただひとりの上級生だった沙知の心労は絶えなかったものだと推測するオタクも多く彼女達が先輩として成長するほど居ないところで現生徒会長の沙知の株も上がっていく現象が起きている。
命名者は明かされていないが、3人ユニットのスクールアイドルとして活動していたわけではなく、あくまで部員3人の通り名として描写されている。
問題児トリオとして暴れ回っていたとみられる3人だが、物語開始時点においては同じステージに立つスクールアイドルとしては袂を分かっていた。
現在
作中のエピソードで慈がスクールアイドルクラブの活動に復帰して以降、3人が揃っていると1年生(103期生)からも「蓮ノ大三角」と呼ばれている様子が活動記録およびYouTubeショート動画『【8月度Fes×LIVEレッスン風景】唐突な気づき」でも確認できる。また、活動記録 第12話幕間『蓮ノ大三角☆』においても、梢が「誰が欠けても成り立たない」かけがえのない関係だと認めた上で、3人が過去のわだかまりを乗り越えて新たな関係☆に進み、1年生を含めた6人で別々の3ユニットとしてラブライブ!出場を目指す様子が描写された。
ラブライブ!での2度の敗北
102期(1年次)では慈の負傷離脱、沙知の退部に伴い、梢と綴理の二名体制で北陸地区予選に出場し優勝を果たすも、綴理に他校からのスカウトがあったことや、大会本番での梢の(諸事情による)独断専行により二人の間に不和が生じ活動継続が困難となり、決勝大会は出場辞退による不戦敗に終わった(1度目)。
103期(2年次)では下級生を含めた6名で再度北陸大会を突破するも、決勝で惜しくも敗退した(2度目)。
103期段階における「ラブライブ!に2回挑戦しながら、一度も優勝を経験していない」という状況は、ラブライブ!シリーズの主役グループにおいて、史上初のこととなる。また「決勝大会に駒を進めながら出場を辞退した」ケースは、シリーズ全体でも他に例がない。
活動記録第15話においてはラブライブ!敗退後の3人の様子がじっくりと描かれ、幼い頃からスクールアイドルに憧れ続けてきた梢の嘆きは相当のものだった。
由来
104期UR[織姫草紙]村野さやかの特訓ボイスにて、『蓮ノ大三角』という名前は当時のスクールアイドルクラブ部長だった大賀美沙知が広めたらしいことが語られた。あくまで伝聞として言及されており、実際に誰が名付けたのかは断言されていないが、さやかは「一昨年の七夕の時期に、沙知が夜空の夏の大三角を見上げて思い付いたのではないか」「三人が空に一等輝く星になるように」「機会があったら(沙知に)真相を聞いてみたい」と考察している。