概要
『漫画アクション』(双葉社)において1975年から1976年にかけて連載された。
「野いちご落とし」の異名を持つ手練れの猟師・三四郎を軸に、「マタギ」と呼ばれる狩猟集団の鍛え抜かれた技とその生き様を、列伝形式で描いたヒューマンドラマ。
主な登場人物
三四郎(さんしろう)
阿仁マタギ、雷(いかづち)レッチュウの若手。百五十尺先の熟れた野いちごの実を狙い、その実を壊さずに付け根から撃ち落とすことから、野いちご落しの三四郎と呼ばれる。
メイン画像の人物。
辰五郎(たつごろう)
阿仁マタギ、雷レッチュウのシカリ。転び射ちの辰五郎の異名を持つ。
子之吉(ねのきち)
雷レッチュウの一員。念の入った射撃をすることから、念入り子之吉の異名をもつ。
佐市(さいち)
雷レッチュウの一員。暴発事故で片耳を鼓膜ごと失ったため音無し佐市の異名をもつ。
久助(きゅうすけ)
雷レッチュウの一員。冷静で、いぶし銀のごときベテラン。
岩松(いわまつ)
雷レッチュウの一員。勢子として一流。
由蔵(よしぞう)
雷レッチュウの一員。若手ながらも、根性がある。