足下兄弟
あしもときょうだい
概要
CV:矢尾一樹
『足下兄弟』とは、ハドソンによるRPG作品『天外魔境』シリーズに出演する架空の人物たち。
五つ子の兄弟で全員がそっくりな顔をしている。ちなみにオカマ。妹に足下ミルがいるが、妹は兄に似ず美人(だが性格は悪い)。
名前のとおり『足下を見る』のが上手い兄弟で、あこぎな商売を得意とする悪徳商人。金のためなら悪事すら厭わないなど、やることは非人道的で陰険悪質。
天外魔境ZIRIAでは
『天外魔境ZIRIA』では、5人それぞれで行く先々の道を通せんぼして、通行料をせしめてくる。戦いが終わった後、自来也に報復で狙われたようで、自来也から逃げて京都に来たことを、戦国卍丸と出会ったときに話している。
天外魔境Ⅱでは
『天外魔境Ⅱ』では、京都で卍丸に自己紹介した後、道中様々な悪事を働く。
・越前の人魚村から人魚族の姫とその恋人をさらって、人魚族の姫を見世物にする。
・地獄釜の肉助と結託して、石見国の暗闇城手前にある黄昏洞の周辺にぼったくり宿を開いて金を巻き上げようとする。
ちなみに京都の屋敷にいる謎の美女おミルは足下兄弟の妹で、妹は妹であこぎな性格をしていて、自分の美貌をエサにして男たちに金を貢がせている。
天外魔境Ⅲでは
『天外魔境Ⅲ』では、ストーリーを進めると砂河で兄弟5人揃って話しかけて来る。
以降は砂河の楽市楽座で%%いらない%%アイテムを購入できるが、砂河解放後は姿を消す。
その後は、柳川村の足下商店に店を移し、同様のアイテムが購入できるが、店の周りがお堀で囲まれている為、怪しい船頭に5000両を渡さなければ店に到達できない。ゆっくり川下りを選ぶと安価で済むが、長い移動時間をかけなければ到達しないリアルな嫌がらせが待っている。
また、砂河の金山を金持皇子から買い取っており、物語進行後は主人公一行が入山できるようにしてくれる。ここで入手できる「金」は物語の進行に必要になるので、必ずお世話になる。
10両の入山料で鉱石が掘りたい放題だが、ツルハシを壊すと弁償として500両を請求してくる。一方でつるはしを壊さずに出ようとすると下山料として1000両請求される。しかもこの下山料は金山の発展具合によって利上げされ、最終的には10000両にもなる。
金山の開発は主人公が行うのだが、発展させたぶんをアダで返してくるのはいささか理不尽である。(金山内部は大金をドロップするモンスターが多く出現する為、マイナスにはならないが……)
ストーリーが侵攻すると、主人公は長崎の出島での経営権を貰えるのだが、どこから嗅ぎつけたのか、彼らも出島での商売をしたがってくる。
もし快く商売を許してしまうと、一番収入が見込める「会館の隣」に足下商店が立てられ、以降取り壊しが不可能になり、足下商店の隣に立てた店の評判が落ちるなど、厄介な不良物件と化す。(ただし占い屋を隣に置いた場合は逆に評判が上がる)
出店を断る事もできるので、出島が発展するまでは待たせてもいいだろう。彼らは会館内にいるので後からいつでも営業は許可できる。
とはいえ、足下商店(出島店)には「高級印鑑」「ガーニンの右手」「足下コスプレセット」「破れた巻物2」をはじめとした、サブクエスト達成に必要となるアイテムが売り出されるのも事実。出島の発展具合によって品物が追加されるのでちょいちょい確認するといいだろう。ただし不要なガラクタも多く売られている。
彼等による借金の取り立てから、鬼ヶ島の金毘羅町まで逃れて来た町人が居る。
とあるサブイベントには、足下商店(出島支店・拡張後)から高級印鑑を買ってきてほしいというものがあり、その報酬は「見たものが混乱する程、無茶苦茶な内容が書かれた請求書」なる催促状が足下からの催促状99個。実質自爆アイテムで戦闘中に使えたものではない。
またアイテムとして「足元生活 第1巻~第10巻」という書物が存在する。それぞれ世界中の民家の宝箱に1冊づつあり、うち2冊はサブクエスト報酬となっている。取り逃しが無ければ全10巻揃うのだがなかなかにめんどくさい。
肝心の内容はというと、宿屋に無料で泊まる方法や大金を稼ぐ方法など胡散臭いものばかりである。当然具体的な方法は記されておらず、トンチやダジャレでお茶を濁されるオチとなっている。
天外魔境第四の黙示録では
『天外魔境第四の黙示録』では、Mr.アシモトというそっくりな人物が登場。ポートランドでキャンディのグッズ販売等を行っている。正体はロン・テリーが変装した姿の一つであり、本物の足下兄弟との関連は不明。
天外魔境JIPANG7では
『天外魔境JIPANG7』では先祖と思われる足下兄弟が登場。人魚族の蜃姫から家宝「法螺貝“稲妻號”」を盗んで、それを使って見世物をするなど、悪行三昧している。
擁護する余地もないほどのがめつい悪徳兄弟だが、ある意味、悪役や憎まれ役としては強烈な個性を持つキャラクターたちである。