「我が道に敵なし!」
プロフィール
概要
『天外魔境Ⅱ 卍MARU』の主人公。
火の一族の末裔の少年で、父は根の一族に殺され、母と2人暮らしで育った。
火多の白川村のガキ大将で、子分は、高山村、牛首村にもいる。面倒見はよく、子分たちからは慕われている。また天然のタラシなのか、様々な人達(男女問わず)からモテモテである。
主要メンバー4人の中では、潜在能力は絹に劣るが、卍丸は火の一族の血が最も濃く、火の勇者の魂が宿る聖剣を扱えるのも卍丸だけである。
主人公=プレイヤーの分身という立ち位置であるため、ゲーム中は殆ど喋らない(台詞すら表示されない)が、少々のイベントシーンで話すことがある。一番台詞があり話すシーンは、絹の白銀城のイベントシーンである。
語録
- プロローグ - 「母ちゃん!おかわり!」
- 暗黒ランを切る - 「我が道に敵なし!」
- 絹との説得 - 「運命なんてなぁ!くそっくらえだあっ!」
奥義
聖剣を入手時に、卍丸は火の勇者たちから彼らの奥義を授かり使えるようになる。
紅丸斬 | 紅丸から授かる奥義。敵1グループに攻撃できるが、敵の数に応じてダメージが分散する。 |
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黒羽斬 | カラスから授かる奥義。敵1体に通常攻撃の2~2.5倍のダメージを与えるが、使用後、数ターン行動不能になる。 |
義経斬 | 義経から授かる奥義。敵1グループに対して通常攻撃ダメージを与えるが、命中率は敵の数に応じて減少する。 |
女彦斬 | 女彦から授かる奥義。敵1体に通常攻撃の2倍のダメージを与えるが、攻撃目標を倒せなければ与えたダメージの半分を卍丸が受ける。 |
静乱斬 | 静から授かる奥義。敵1体と通常攻撃を2~5回繰り返す。途中で中止することができない。 |
三郎斬 | 三郎から授かる奥義。当たれば敵1体を即死させるが、ほとんど命中しない。 |
松虫斬 | 松虫から授かる奥義。敵1体に「攻撃力+(攻撃力+防御力)/2」を最終攻撃力としてダメージを与えるが、次の行動まで防御力が半減する。 |
卍卍斬 | 卍丸自身があるイベントの後に習得する奥義。敵1体に通常攻撃の4倍のダメージを与えるが、体力の値が半減する。 |
髑髏譚では
小説『天外魔境I・II架話 髑髏譚 -SKULL TALE-』では、幼少時から霊鑑に狙われている。霊を引き寄せる体質で、阿観曰く「何か心に大きな空洞がある」少年。霊鑑は卍丸の心の空洞に入り込んで身体を乗っ取ることで生前の恨みを果たそうとしている。
ラストシーンでは、成長した姿で登場。幼少時と変わらず霊鑑や雑霊たちに狙われている。阿観に身体を乗っ取られそうになるが、手にしていた聖剣「蛇光院松虫」に宿っていた松虫の魂に守られて、卍丸は松虫の力で彼らを無に帰した。
余談
- プロフィールの身長では絹よりも背が高いが、ゲームビジュアルでは絹の方が卍丸より背が高い。これは絵師の辻野寅次郎氏曰く『絵の設定では絹のほうが背が高い。表記が誤り。』で卍丸は絹より身長が低いという設定で描いていたからである。
- 『天外魔境Ⅲ』特典ドラマCD『天外飯店』ではカブキ団十郎と共に登場。いいかげんなカブキをたしなめたり、宿の手伝いをしたりと、とてもしっかりした気さくな少年として描かれている。宿で出会ったツグミと意気投合し、一緒に混浴に入るなどしていた(一緒に普通に温泉に入って親睦を深めただけで色恋には発展していない)。
- 「第7回 あだちひろし・辻野芳輝 奇想天外話(祝・天外魔境I・II架話 髑髏譚発売)」では、髑髏譚(小説版天外魔境Ⅱ)における卍丸の心の空洞についての回答がされている。「依巫」という霊や神様を降ろして自分の体に入れるという役割をさせられる子供がいるが、「卍丸は(霊や神様を)入れたり出したりして予言させる体質だった」「剣に宿っている七人の勇者(その剣の霊)が卍丸につく、卍丸が勇者として認定されるのは、そういう能力があるから」ということで説明できるんじゃないかと、あだちひろし氏は語っていた。
関連タグ
大霊院卍丸:ゲーム終盤にて卍丸が入手した聖剣
火の勇者:卍丸が扱う聖剣に宿る魂達が属するカテゴリー