曖昧さ回避
最近は『NARUTO』の千手綱手を『天外魔境』の綱手と同一人物だと勘違いしている投稿者がいるため、このタグで関係ない作品が投稿されていることが多い。
概要
「あたしが美人で力持ちのツナデ!あんたジライアだろ!知ってるよ!あたしも火の勇者なんだって!」
CV:渡辺菜生子(PCエンジン) / 江森浩子(OVA、Xbox360)
『天外魔境ZIRIA』のヒロイン。火の一族であるナメクジ族の末裔の少女。ナメクジ族であるがゆえにカエルや塩が苦手。ゲームではカエルに対して抵抗感はあまり持ってないが、塩に対しては抵抗はあり、塩山に入るときは彼女は外で待機することになる。小説版では露骨にカエルと塩を嫌っている設定。
小柄ながら斧を得意武器とする怪力少女。足元はブーツを履いている。『ZIRIA』では術は全く使えない戦士キャラ。特技の「うそなき」は最初は何も起きないが、レベルが上がっていくとランダムに色々な効果を発揮するようになる。完全な直接攻撃系キャラだが、ナメクジ玉を使うことで魔法攻撃のようなことはできる。
OVA『自来也おぼろ変』では、オロチ丸のファンで追っかけをしている少女。元気いっぱいで明るい性格。雪姫の代わりに邪神斎たちに捕まったりした場面もあったが、牢屋でも「出せー」と元気に抵抗していた。戦いが終わった後は、オロチ丸を追っかけて彼と共に旅立った。
小説版では、ナメクジ仙人の弟子で戸隠山に住んでいる少女。ナメクジ仙人のお使いの途中で出会ったオロチ丸に一目惚れして、彼を運命の相手と思い恋をする。ガマ族の自来也は苦手だが、自来也と一緒にいればオロチ丸と会えると思い、行動を共にするようになる。やがて月姫とも仲良くなり、月姫を助けるために戦いに身を投じることになる。
「渡り」という瞬時に別の場所へ瞬間移動する能力を持つが、無意識で発動することもあり、月姫の部屋に移動してしまい、邪神斎に毒入りのケーキを食べさせられたあげく(綱手は何も知らずに出されたケーキを喜々として食べた)、捕まりかけたこともあった。
山奥で育ったために世間ずれしている一面もあり、マイペースな性格。海は塩水だから船に乗るのは嫌だと駄々をこねていたが、実際に船を見て目を輝かせて乗ろうとするなど、無邪気で天真爛漫。相手の外見が怪しげでも気さくに接する大らかさを持ち、邪神斎みたいないかにも怪しい老人ですら、疑うことなく屈託なく話していた。邪神斎の毒入りケーキを食べて中毒状態になった綱手を助けた四天王にも懐いて、四天王からも可愛がられていた。
オロチ丸は最初はナメクジ族の綱手を嫌って避けていたが、行動を共にするうちに、彼女の気持ちにまんざらではないようになった。やがてオロチ丸とは心を通わせるようになるが、ナメクジ族とヘビ族の性質から(ヘビはナメクジを抱くと体が溶けてしまう)、互いに結ばれることはできない運命と知り、綱手は涙を流して悲しむが、現実を受け入れて失恋を自覚した。
戦いが終わった後、ナメクジ仙人のもとに帰った綱手は子供を産んでいるが、誰の子供かは明かされていない。
余談
オロチ丸への態度は「女の格好するとか気持ち悪い」とか「キムチ丸」等と言っていたが一転して『天外魔境真伝』ではベタ惚れしている。この変わり様や設定変更はOVA『自来也おぼろ変』からの逆輸入の影響と思われる。
カブキ伝でもベタベタくっついていたが、ベタ惚れからなのかからかっていたのかは不明。
小説版ではオロチ丸に一目惚れしていて、彼との切ない恋愛関係が描かれている。