「ジパング一の伊達男!カブキ団十郎様のお通りだぁーいっ!!田舎もんは道の隅っこ歩きやがれ!!」
概要
自称「ジパング一の伊達男」。途轍もなく軽薄な火の一族の末裔。
とんでもない目立ちたがり屋で、使う技も術も見た目重視。おまけに一族の宿命に対する意識はかけらもなく(本人曰く、生まれてこの方「火の一族」で得したことは一度もない)、火の勇者の力を利用し、ただ派手に楽しく生きることだけを考えている。派手好き女好きの二枚目半。
しかし、そんな表向きとは裏腹に根っこは熱い情の持ち主でもある。
尾張のヘビ仙人の弟子で、前作「天外魔境ZIRIA」の主人公の一人・大蛇丸は兄弟子にあたる。
後にアメリカに渡り、多くの女性と関係を持ったようで、「天外魔境Ⅱ」より未来の話である「第四の黙示録」では彼の子孫が登場する。
その容姿や融通無碍な性格、時々見せるかっこ良さなどから彼を主人公としたスピンオフ作品も制作されている(風雲カブキ伝等)。
出演作品
天外魔境Ⅱ 卍MARU
本作が初登場作品となる。
出会った当時から、仲間にならない、勝手にパーティから離脱する、天狗の巻物は盗む・・・と、プレイヤーを非常に困らせるキャラクターである。だが、ある出来事で自分の無力さを痛感し修行の旅へ出たことで、後に一回り成長して戻ってくる。また根の一族と戦う理由も、当初は「目立つため」という単純なものだったが、後に「根の一族に対する怒り」へと変わっていった。
本作発売の1年後には主人公の卍丸よりも人気が出てしまったことから、後述のスピンオフ作品が製作されることとなった。
天外魔境 風雲カブキ伝
カブキを主人公とした初のスピンオフ作品。
本作では「大門教」に誘拐された京の女たちを取り戻すため、海を越えて異国の地・ロンドンまで旅をすることになる。前作で少しは成長したものの、派手好きで目立ちたがり屋な性格は相変わらずだったが、時には世阿弥の最期を看取り、泣き叫ぶ事もある。
カブキ一刀涼談
「風雲カブキ伝」のキャラクターを中心とした対戦型格闘ゲーム。開発中のタイトルは「カブキX」。
天外魔境真伝
天外魔境シリーズのメインキャラクターが中心に登場する対戦型格闘ゲーム。
カブキがメインというわけではないが、海外版のタイトルが「Kabuki Klash」となっている。
キャラクターイメージに反してカブキの見た目は地味な技が多い
対戦キャラランクで言えば中間とされ、いわゆる火力は最下位で反面バランスが非常によい
天外魔境 電脳絡繰格闘伝
PC-FXで発売された対戦型格闘ゲーム。プレイヤーキャラの一人として参戦。
その他
- CDドラマ 天外魔境(1) 風雲カブキ伝 アメリケン異聞 凱旋公開!カブキ伝顛末記
- CDドラマ 天外魔境(2) 風雲カブキ伝 アメリケン異聞 大陸横断鉄道騒動記
「風雲カブキ伝」のその後を描いた、天外魔境オールキャラ出演のドラマCD。当初は全4巻となる予定だったが、2巻で製作が終了してしまった。
- 天外魔境 風雲カブキ伝 -ぶっとび少年編-(原作:広井王子/絵師:辻野寅次郎)
Vジャンプで連載されていた少年時代のカブキが主人公の小説。単行本化はされていない。
- サターンボンバーマン - 同社のボンバーマンシリーズへ友情出演。バトルモードの操作キャラクターの1人であり、COM操作時のスペックは「攻撃全振り」の一言で説明がつく。
関連タグ
エース(天外魔境):アメリカに渡ったカブキが現地の女性との間にもうけた子供の子孫
バート・ガンマー:個性の強さからシリーズの顔となったキャラつながり