「あんたも大馬鹿野郎のクチかよ! じゃ、まあ、大馬鹿野郎二人で暗黒ランでも切りにいくか!」
プロフィール
概要
火の一族の戦士で巨漢の男性。
千年前は火の勇者として最前線で戦い、名を馳せていた。
人魚の千代とは種族を越えた愛を育んでいたが、戦の最中に、千代は急病で危篤状態に陥り、極楽は千代が心配なあまり、戦線離脱して千代の元に戻った(この行動が火の一族の軍勢にとって大きな痛手となった)。
結局、千代は亡くなってしまうが、千代が死に際に遺した「1000年後にまた会える」という予言を信じて、極楽は寿命が1000年延びるという人魚の涙を飲んだ。そのせいで人魚族の怒りを買い、女王ヤダキによって人魚村の牢に封印されて、人生の大部分(992年)を牢獄で過ごすことになった。
卍丸のおかげで牢から解放された後は、卍丸とともに根の一族と戦うこととなった。初登場時の台詞「(卍丸と)最後まで一緒に戦うことを約束する」の宣言通り、ゲーム中仲間になるキャラクターでは唯一離脱イベントが無い。
1000年前の戦争の頃から根の一族に知られた存在で、黄泉平の住人の中には「極楽がいなくなったお蔭で根の一族は全滅を免れた」と言う者すらいる。
1000年前の戦争で、極楽は病気の千代が心配で戦いの場から戻ってきて、千代の死を看取った経緯があるため、人間や人魚の間では「自分一人が長生きしたいために戦いから逃げ帰った」と誤解されていて、越前国に於ける火の一族の評判が悪い一因になってしまっている。だが、病気の恋人が心配で戦いの場から帰った極楽の行動について「火の勇者の中にもなかなか人間らしい者がおったようですな」と理解を示していた人もいた。
女王ヤダキからは毛嫌いされていて、「わらわの知る生きとし生ける者の中で最低! 最悪の男! 大喰らい、大ウソつき、木偶の棒!! 根の一族の方がよほどまし!」とまで言われているが、彼女との間に何があったかは不明。
身体が常人よりも大きいため、武具の殆どは極楽専用であり合流直後は『漬物石』や『金だらい』などの日用品を代わりに装備することになる。またその巨軀ゆえに、味方をかばう行動をとった時は仲間全員を庇うことが出来る(NPC扱いの鳥・赤影・三角を除く)。
カブキ、絹と比べると、影が薄いようにも感じるが、その優しさとおおらかさは、卍丸やカブキや絹を支える父親のような立場であり、また、はまぐり姫を倒した時に話す言葉は、多くのプレーヤーを魅了した。
エンディングでは、予言が成就し千代が復活。また『天外魔境真伝』では、千代と結婚し、子沢山となった極楽を見ることができる。
天外魔境JIPANG7では
火の勇者の一人として登場。外見が天外Ⅱと多少変わっている。