「来たかジライア!!火の一族よ!!わしが大門教総大将邪神斎じゃ!!」
概要
CV:加藤精三
ゲーム『天外魔境ZIRIA』の登場キャラクターで本作のキーマン。息子に幻王丸と水王丸がいる。
ゲームでは、大門教十三人衆の一人でリーダー的存在。江戸に登場する。ジパングを支配する為にマサカド復活を企んだ張本人。変身後は「ルシフェラー」。
続編の『天外魔境II 卍MARU』にも名前だけ登場し、元々はジパングの大和地方のイヒカの民で名前は「トキ」。トキがルシフェラーに憑依された存在とされ、トキがイヒカの里を飛び出した理由が語られている。
『天外魔境 風雲カブキ伝』にも名前だけ登場し、大門教の名の由来が「大門教はデーモン教」と語られている。
XBOX360版ではコウモリ夜太が大門教十三人衆の一人として追加設定されたため、大門教宗主として登場する。
『天外魔境 ZIRIA』のアニメ版であるOVA『天外魔境 自来也おぼろ変』では、カラクリ兵を動かすエネルギーとしてヒルコの力を狙い、ヒルコの封印を守護する雪姫を操ることでヒルコの封印を解いた。
小説版では、地霊マサカドを復活させてジパングを魔界に変えようと企み、その器とされた月姫を助けようとする自来也達と戦いを繰り広げる。主に幻王丸、水王丸、蛇姫等部下を現地に向かわせて、邪神斎自身は本拠地から動かないなど(儀式の準備のためでもあるが)、いわゆる「人に任せて自分は何もしない支配者タイプ」。
機械(カラクリ)は自分の言うとおりに働いて文句を言わないからと、機械を愛している機械フェチな面を持つ。
毒にも精通していて、月姫が眠っている部屋にテレポートしてきた綱手に親切な顔をして毒入りのケーキを出して食べさせたりしていた(邪神斎を敵の親玉とは知らない綱手はただのおじいちゃんと思い、疑うこともなく出されたケーキを喜々として食べていた)。
自分以外の者は手駒と考えていたようだが、終盤に幻影として現れたガマ仙人に言われたことで、死んだ息子たちを思い後悔する場面も見せていたことから、父親としての情は多少なりとも持ち合わせていると思われる。
一応二人の息子がいるが、母親はそれぞれ違う。小説版では、幻王丸の母の名は『スキュブス』ということが明かされている(自分に意見した幻王丸に対して『たかがスキュブスの孕んだ息子のくせに生意気な…』と呟いていた)。
髑髏譚では
『天外魔境I・II架話 髑髏譚 -SKULL TALE-』では名前のみ登場。ゲーム本編と設定が少し違っていて、小説版の設定を元に描かれている。
大門教の教祖で幻王丸の父。イヒカの民で、本当の名前はトキであると語られている。また、邪神斎の妻であり幻王丸の母スキュブスも登場している。
天外魔境真伝では
ボスキャラクターとして登場。つかみどころのない動きから繰り出される術はまさに驚異的。さらに真の姿ルシフェラーとしても登場するなど、本作のラスボスとして描かれている。
余談
- 第12回 あだちひろし・辻野芳輝 奇想天外話にて、イヒカの下半身事情の話題で「邪神斎は繁殖能力こそありますが、人類は孕ませられないそうです」と説明されている。
- 配信動画『奇想天外話』の第二期では、邪神斎がたびたびクローズアップされて、邪神斎と彼を取り巻く家族(息子の幻王丸や水王丸の母等)について語られている。
- 【第二期】あだちひろし・辻野芳輝 奇想天外話 10【最終回】で『イヒカは皆おっぱい好きなんですか?』という質問に対して、「イヒカは好奇心旺盛、興味津々なので、そういった意味では好き。(但し邪神斎を除く)」と、三博士は好奇心旺盛なだけだが、邪神斎は邪である(若き日の邪神斎はカブキ団十郎みたいな人物だった)と回答されていた。