部隊訓練評価隊
ぶたいひょうかくんれんたい
陸上自衛隊の演習対抗部隊(アグレッサー部隊)。創設以来、約20年無敗を誇った「不敗神話」持ちの部隊である。
概要
防衛大臣が直轄する富士学校の隷下にあり、主に演習対抗部隊(アグレッサー)を担当する。通称「富士訓練センター」、略して「FTC」(Fuji Training Center)。
主として、
- 訓練の統裁、評価分析を行う部隊訓練評価隊本部(北富士駐屯地)
- 敵役部隊となる評価支援隊(滝ヶ原駐屯地)
の二つの組織からなる。評価支援隊は訓練では「第1機械化大隊」として行動し、ローテーションで訓練に参加する全国の部隊を相手に、日々戦闘訓練を実施し、訓練参加部隊に教訓を与えることで、陸自全体の精強化に寄与する。
不敗神話
アグレッサー部隊ゆえに配属される隊員は精強で、しかも90式戦車などの重装備を保有していたり、訓練地となる北富士演習場を知り尽くしていることによる地の利で、創設から19年間に渡って訓練で勝利し続けてきた。精強で知られるかの第1空挺団すら敗北するほど。19年目にして初めて敗北を経験したものの(総合的な評価による敗北)、その精強さと勝利の難しさゆえ、FTCは「不敗神話」を持つことで知られた。