置かれている環境の違いによって、相手に対して有利な立場になること。また、そういう状況で得られるアドバンテージのこと。単に、土地から得られる利益の事を指す場合も稀にある。
軍事的な意味で使われることも多く、その場合「高台を占拠していて戦況の見通しが利く」「草木に身を隠しやすい場所で待ち伏せできる」といった戦術的な優位や、険しい山谷などを防御に利用できるような、いわゆる「守るに易く、攻めるに難い」領地を持つなどの戦略的な優位を示す。
一方で「天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず」という格言もある。これは「天が与える幸運ぐらいでは地の利には敵わない。地の利よりも人が一致団結するほうが重要だ」という意味。