プロフィール
身長 | 174cm |
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体重 | 53kg |
年齢 | 不詳 |
CV | 山田みほ |
概要
『がらくた島』のシマオサ(オーナー)を務める女性。
作中の郵便配達システムである”ボトルメール”(瓶入りの手紙に手足が生えたような人造生物。会話が可能で、自ら泳いで海を渡り、島々へ手紙を配達する。)の工場を相棒のウサギリスのムラサキと共に営んでいる。
不思議な落ち着きを持つ。ミステリアスな雰囲気の妙齢の美女。
主人公のマローネとアッシュの住む孤島『おばけ島』のオーナーでもある。
死者の魂『霊魂(ファントム)』とコミュニケーションができるが故に「悪霊憑き」と蔑まされていたマローネに対しても、その噂を知りつつ島をレンタルさせるなど、風評に囚われない性格。
マローネ達に興味を抱いており、時には依頼を与えて彼女たちの実力を測るような仕草を見せる。
その正体は30年前にイヴォワールを襲った怪物・サルファーを退けた”勇者スカーレット”その人。
30年前の戦いの際に足を負傷して満足に歩けなくなってしまい、人知れず隠居。以来ボトルメール工場を営むことでイヴォワール中の情報を集め、サルファー再来に備えていた。行方を晦ませたのは「足の自由が利かない勇者では、人々の希望にはなれない」と思ったから。
モルト伯とは30年前からの知己であり、隠居してからも何度か連絡を取り合おうと試みたものの「戦えない自分では彼からの信頼を裏切り落胆させてしまうのでは」と恐れ、隠れ続けていた。サルファー再来に際してモルト伯と再会したが、彼からの信頼は変わることは無かった。
イヴォワール最強の剣士の称号『イヴォワール九つ剣』を持つラファエル・スプラウトとは30年前の戦いでの戦友。ラファエルとは時折連絡を取りつつ各地でのサルファー再来の兆候の調査とサルファーの力の断片である”影”への対処を任せていたが、10年前からはスプラウトが単独で影と戦い続けていた。(スプラウトは30年前のサルファー襲来の折、凶暴化した魔物に家族全員を殺害された事で復讐鬼と化しており、シェンナはいずれその力が暴走する事も危惧していた)。
マローネ達に興味を持っていたのも、もしかしたら自分に代わるイヴォワールの希望になってくれるのではないかと考えていたため。
本編でのサルファー再来の時にはボトルメール工場主である事を活かし、各地への情報伝達を一手に担い、モルト伯たちと共に決戦の地『魔島』での戦いに臨むマローネ達をサポートした。
嘗ての姿はショートヘアに軽装型の鎧を着た剣士で、同じ日本一ソフトウェアのやり込みRPG『ディスガイアシリーズ』に登場する汎用人型ユニットの”魔法剣士(女)”に酷似している。この頃は自分でも男勝りな性格だったと回想しており、その為「勇者スカーレットは男」という噂まで立っていた(噂については流石に本人も失礼だと怒っていた)。
武器は自らの名と同じ剣『霊剣スカーレット』。能力は『覚醒の能力 サイコ・バーガンディ』で、ウォルナットと同じ能力(ただし両者に恐らく血縁関係などはなく、偶然同じ能力が発現しただけと思われる)。
勇者と呼ばれるよりも前にはオウル族の青年(仕草から恋人と思われる)と共に後の『おばけ島』と呼ばれる孤島で暮らしていた(島の名前はマローネ達が住み着いてから付いた通称)。当時から戦士だったかどうかは不明だが、霊剣スカーレットは所有していた。
しかしある日、青年が島で死亡。(詳細は不明だがその時のシーンからある程度推察ができる。血塗られた霊剣スカーレットが青年の傍らに落ちていたことから、彼は島を襲いに来た魔物を退けようと剣を取り、返り討ちに合ったものと思われる。その後スカーレットは仇討ちに赴き、恐らく青年を襲ったであろう魔物を全身に返り血を浴び、魔物が血だまりに沈むほどに惨殺している。)その後しばらくの間、自身に眠る『ゾーン』と呼ばれる能力を開花させるべく、ひたすら魔物たちを狩り続ける修羅の道を歩んでいた。
実はこの時期に突然過去の世界にタイムスリップしたマローネ達と出くわしている。しかし当時は修羅の道に目が眩んでおり、マローネ達すら力を得るための糧としか認識せず、後のスプラウトの如く襲い掛かる。マローネ達と交戦した事で眠っていた『ゾーン』の能力に目覚めるが、マローネ達は直後に元の時間へ強制的に帰っていってしまう。能力に目覚めた事で憑き物が落ちたのか、目覚めた直後に冷静さを取り戻していたので、以降勇者としての精神に変わっていったのかもしれない。当時の事は覚えていないが、マローネを見た時には「不思議とどこかで会ったことがあるような、懐かしい感じがする」と思ったようで、彼女に興味を持ち、思い出の土地でもあった『おばけ島』を与えるきっかけへと繋がった。
余談
見た目はどう見ても20代~精々30代前半といったところだが、30年前にサルファーと交戦した時点でも成人レベルの見た目だったため、少なく見積もっても(仮に最初のサルファー戦時が18~20歳頃としても)アラフィフという事になる...。
過去に彼女が目覚めようとしていた「ゾーン」と呼ばれる能力は上記の魔法剣士(女)のキャラクター設定に書かれている”未来視”の能力と同じ呼称。姿が似ている事からも、恐らくシェンナは魔界出身の魔法剣士ではないかと考えられる。
その場合、シェンナはディスガイアシリーズでいう『悪魔』に該当する事になる。(もし悪魔であれば悪魔は見た目が変わらないまま1000年レベルで歳を重ねることもあるので、年齢よりも遥かに若く見えるのも頷ける他、彼女の島を襲った魔物や闇の存在であるサルファーが彼女に固執するような仕草を見せた理由にも繋がってきそうな面がある。)