概要
主に海賊船の乗組員の募集者や情報収集にジャック達が利用している。
島自体は現実のカリブ海に存在する。
現実のトルトゥーガ島と海賊の歴史
メキシコがスペインの植民地だった17世紀、メキシコで産出された銀を用いた銀貨をスペイン本国に輸送する現金輸送船があった。
この現金輸送船を始めとしたスペイン船たちがカリブ海と大西洋を往来する際に二つの海の境界線として通っていたのがイスパニョーラ島とキューバの間にあるウィンドワード海峡。そしてそのすぐ近くには『天然の良港』とも呼ばれる地形と水に恵まれた小さな島、トルトゥーガ島があった。
要するに海賊たちから見たウィンドワード海峡は、大量の銀貨を積んだスペイン船を待ち伏せするのに絶好の海であり、トルトゥーガ島はその拠点としてこれ以上ない島だった。
このスペイン船を狙う『バッカニア』と呼ばれる海賊たちはヨーロッパ人すべての敵かと問われればそうでもなく、基本的にスペインの現金輸送船が目当てなこともあってスペイン海軍による襲撃・占領は何度かあったが、海賊たちは浪費が激しかった(『いつ死ぬか盗まれるかもしれないなら今使い切っちまえ』的な精神)こともあって歓楽街が発達したり、当時スペインが嫌いだったフランスは「いつまでもこの島でスペイン船襲い続けてね♡」と娼婦を1600人近く輸入(名目上はイギリス、フランス、オランダの分割統治だったらしい)していたりする。