概要
2023年11月開催。
『名探偵達よ、探偵館に集え』
ある日、エドガーなる人物からバロワの元に届いた依頼の手紙。
この一文以外、どんな依頼内容なのかも書かれていない手紙を怪しむサーヤを後目に、名探偵として認めてくれていることに浮かれるバロワは、主人公たちと共に嵐が吹き荒れる島に建つ館"探偵館"に赴く。
嵐の孤島で巻き起こる惨劇……
事件の解決は「名探偵」に託された。
イベント報酬
- SSR武器「悪意を纏う凶器」
火属性の短剣
凶器と呼ばれるすべて、その概念が凝り固まって生まれた一振り。
殺意、悪意、敵意を煮詰めたそれがありふれた調理器具の形を取るのは皮肉か必然か。
Lv100で『奥義ダメージUP ◆メイン装備時/主人公のみ』のアビリティ習得。
- SR武器「トラップナイツヘルム」
火属性の格闘
仕掛け鎧の一部だった兜。
なぜこれを拳に装備して戦ってみようという話になったのかは謎である。
頑丈なうえに装飾のカドが結構痛い。
- SSレア確定ガチャチケット
今回はキャラ加入やスキンがないため、代わりに獲得できるガチャチケット。
登場キャラクター
探偵館に招かれた名探偵達
- エルキュール
CV:家中宏
代々探偵業を生業とする一族の生まれのハーヴィンの男。魔術を用いた捜査を得意とする。
用心深く単独で終盤まで生き残ってはいたが、バロワの探偵としての心意気に感銘し手を組む。その晩に謎を解き明かすためにメモを残し独断専行し罠にかかり死亡。
- ジョーンズ卿
CV:仲野裕
若い頃星晶獣の声を聞き、その星晶獣を探して旅をしながら行く先々で事件を解決してきた壮年の冒険家。探偵ではあるが、探偵業はあくまで副業とのこと。
ワイルドな見た目に反して威厳ある振る舞いをするため"ジョーンズ卿"と呼ばれているが貴族のような身分ではない。
ラックが殺害された晩、室内で大型の魔物や星晶獣に襲われたような無残な姿で惨殺されていた。
- ラック
CV:高塚智人
アウギュステをメインに活動する新進気鋭の探偵。
ゾンビ騒動の際に"フラグ"を感知する能力に目覚め、立ったフラグを回避しながら最後に残った犯人にもフラグを立てることで事件を解決してきた。
ノン&ウイが毒殺された翌日の朝、室内で殺害されていた。
CV:神戸光歩
白髪の神秘めいた美少女で、意味深なしゃべり方をする女探偵。ビィからは「意味深姉ちゃん」と呼ばれている。
「最初から犯人を知っていたようだ」「過程を全て飛ばして未来を見ているようだ」と評されるほど探偵としての実力は非常に高い。
作中に招かれたNPCとしては最後の一人として生き残っていたが、バロワに降りかかったシャンデリアの落下の身代わりとなり下敷きとなって死亡。ビィに共にグランサイファーに乗ろうとまで言われていたため、プレイアブルになりそうと思われていた中の展開であったため大きな物議を醸した。
死の間際に「ここで業を清算する」と発しており、ノーマンの事件を解決してしまった自分が連続殺人事件の原因と全て見抜いていたものと思われる。エドガーのルポのインスピレーションの元となった人物で、ある意味では事件の元凶となった存在。
- ノン&ウイ
CV:松井暁波
緑髪のエルーンの姉妹探偵。双子であり、ツインテールの方がノン、ショートヘアの方がウイである。
好みも推理も正反対だがなかよし。
あべこべな2人の推理を助手の衛兵隊長がまとめることで解決へ導いている。
紅茶に仕込まれた毒で毒殺された。
- 陽炎(ミラージュ)
CV:伊丸岡篤
仮面を付けた謎多き探偵。その正体はエドガー自身が扮した「架空の名探偵」であった。
そのほかの人物
- エドガー
CV:???
小説家。
若い頃はは鳴かず飛ばずの作家だったが、各地の名探偵達が解決した事件をルポ風に書いた小説『名探偵ルポ』シリーズを執筆、小説はヒットし一大ブームを築いた。
財を成したエドガーは、ファータ・グランデ空域の辺境の孤島を買い取り、そこに今回の舞台である探偵館を建てた。
探偵館に集まった探偵達は皆『名探偵ルポ』に登場する名探偵である。
今回の推理ゲームを仕組む際、最初はエドガーが作らせた自分によく似た遺体を用意し自身は陽炎に扮していたが、本当に連続殺人が起きたため狼狽。その後ジョーンズ卿が殺害されてから間もなく殺害された。
- ノーマン
CV:早志勇紀
今回の事件の犯人。作中では島まで運んだ騎空艇の操舵士のモブとして登場。
「名探偵ルポ被害者の会」会長。かつて強盗に妻を殺害され、その事件をシャールが解決。それエドガーに面白おかしく名探偵ルポとして取り上げられ名誉を踏みにじられたため、「名探偵ルポ被害者の会」を設立。その後も被害者の声を聞くたびに怨嗟が高まり、復讐の機を伺っていた中でエドガーの計画を知り、協力者として取り入り一連の連続殺人事件を起こした。
その後火の手の回る館でバロワ達と心中を図るも、バロワのパワープレイで生き残らされ秩序の騎空団に出頭する運びとなった。
- ラインバッハ
CV:飛田展男
シャノワールの師。今回の事件の真の黒幕とされており、探偵館にバロワ達を招かれ始末されるように仕向けた張本人。
批判
初期から続く名探偵バロワシリーズの第3弾であるが、宿敵のシャノワールが登場しない異例の回である。
またシリーズ恒例の謎解き要素も無く、「密室殺人」というテーマのためか窮寇迫ること勿れを超えるレベルでビジュアルの良いNPCを不必要に殺してしまう展開を連発で、(真犯人を除き)登場した名探偵たちは全員死亡している。
更に犯人がストーリー紹介に登場していないモブを演じたキャラクターであるという推理モノとしては破綻した内容、そしてストイベ定番の復讐動機というテンプレ内容であったため、「過去最悪のストイベ」「サイゲの人でなし」等、批判・酷評が多く寄せられたエピソードでもある。