概要
融資、ローンもほぼ同じ意味合いで使われるが、どちらかというと融資やローンは銀行などから借金をすることを指す事が多く、知人や親族などから借金をする場合には用いられない。
借金の種類
個人相手の借金は文字通り銀行や信販会社から現金その物を融資する方式だけでなく、主に商品などの購入の際に現金を融資する代わりにクレジットカード会社や信販会社がその代金を立て替える方式も存在する。前者はよくキャッシングと呼ばれ、一般的に借金というと前者を指す事が多いが後者もショッピングクレジットと呼ばれ、借金である事に変わりは無い。
企業相手の場合は現金を融資するというケースが多い。
借金の返済
当然融資を受けるというのはお金を貸し与えることであり、債務者(借りた側)は融資者にお金を返済する義務が生じる。この時借りたお金(元本)はもちろんのこと、元本に応じた利息(利子)を支払う必要が生じる。この利子が融資者にとって儲けとなるわけである。
ショッピングクレジット等では一括返済という指定の期日に融資額(及び利子)を全額支払うという元本一括返済方式がとられる場合も多いが、大体の場合は分割返済方式である事が多く、その支払い方法は何通りか存在する。
元利均等返済
毎回返済金額が一緒になる返済方式。但し実際の返済金額は利息を支払う必要があるため、最初は返済金額に占める利息の割合が多いのが特徴的である。
元金均等返済
毎回決まった金額の元金を返済する方式。その為、利息が多い最初は支払う金額が多めになりやすい。
残高スライド方式(残高リボルビング方式)
返済額が一定なのは元利均等返済と同様であるがその返済額が元本に応じて変動する返済方式であり、追加の融資などが行われる消費者金融などで多用される。
借金のメリット/デメリット
借金のメリットは何と言っても現在お金が無い、または不足している状態であったとしても商品を購入したり、急な出費に対応する事が出来たりすることである。
例えばパソコンが急に壊れ、新しいパソコンを購入するのに10万円要ったとして、直ぐに払うだけの能力が無い場合に借金をすることで購入し、次の収入で返済する、と言った具合である。
しかしながらこのメリットは同時にデメリットでもあり、現在お金が無くても商品を購入したり、お金を獲得する事が出来たりするため、返済能力を超える借金を行ってしまうことも珍しくは無い。結果として借金を返済することが出来ず、自己破産をしてしまうケースや、借金を返すために新たな借金をするという悪循環に陥るケースさえある。ご利用は計画的に。
借金に関するトリビア
日本の借金は2012年11月20日現在で約923兆6100億円である。1秒あたりにおよそ110万円程度ずつ増えていく計算であるため、正確な数値は日々(というか時々刻々と)変化していく。
その他の借金の用法
スポーツで敗北数を借金という言い方で現すことがある。「チームの借金は2」など。